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Day6/リハビリとしての異性間交流

昨夜1時半頃、唐突にマッチングした同い年の消毒業(初めて知り合う業種)の男性と電話をすることになった。まず消毒とは?から解説をお願いしたかったが、なぜ自分が前妻と離婚するに至ったかを滔々とうとうと話し始めたので心をリヴァイにして消毒…もとい掃除をしながら耳を傾けた。

前妻は銀座のホステス、1年付き合って同棲、その1年後に結婚、1年後に離婚、現在は離婚して1年が経つという。

時間の刻み方のクセ!!!

折しも胸に流れるは、泉谷しげるで『春夏秋冬』。
“今日ですべてが始まるさ”とタオルを巻いてギターをかき鳴らしながらしげるが歌うように、彼もまた、1年という区切りの中で紡いできた愛やら何やらがあったのかもしれない(けど知らない)。

半目になりながら30分耐えたものの、要約するとセックスレスで離婚、ということだった。はよ結論言えや!

こんなとき日本語はまわりくどい表現が多くて不便だなぁと感じる。
かといって英語を喋られても人里に降りた珍獣ぐらいの挙動しか振舞えないので、結局全ての元凶は電話を受けた自分と日本語しか理解できない自分なのだと猛省した。

それにしても消毒屋さんの後ろでずっと鳴っている音が気になる。

やん「もしかして…音楽聞いてます?」
消毒屋さん「え?バレました?」
や「(バレるもなにも爆音じゃねーか)しょ、昭和歌謡…ですか?(※俺にはそう聞こえた)」
消「いやいや、エレクトリカルパレードですよ!知りません?」
や「ああ~….えっと、ディズニー?」
消「そう!ランドのやつ!」

馬鹿野郎!そんな陽キャスポットの音楽なんか知るかよ!
俺の界隈じゃ主力はオリエンタルランドじゃなくてオリエント工業(※各自調べて下さい)なんだよ!

とはいえ同い年ということもあってか、変な緊張など微塵もせず話すことが出来たので、リハビリとしての異性間交流としてはまぁ合格であったように思う。

ただ、流れで俺の離婚理由を話すことになり、噓をついてもしょうがないので“義母の度重なる宗教勧誘と夫のモラハラ&DVに耐えかね、警察・弁護士・親を巻き込んでの一大騒動の末で”と正直に吐露すると“そんな時こそディズニーですよ!”と謎の鼓舞を受け、いよいよ表情までもが巨人のうなじを切る前のリヴァイそのものになったことは、もはや言うまでもない。

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