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興福寺と武将ゆかり「金勝寺/金胎寺」平城京の鬼門を守る国家鎮護の祈願寺【甲賀シリーズ】【湖南シリーズ】【滋賀湖南シリーズ】

良弁が733年に開山した古寺。聖武天皇の勅願により、平城京の鬼門を守る国家鎮護の祈願寺とし、興福寺とも繋がりが強い寺。金勝寺は、平城京を中心に栄えた南都仏教の影響下で開かれて整備されていった。

変更履歴
2024/04/21 初版


▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽金勝寺:滋賀県栗東市荒張1394

  • 733年、聖武天皇の勅願により、平城京の東北鬼門を守る国家鎮護の祈願寺として東大寺初代別当・良弁僧正が開基

  • 8世紀中頃までに近江の25別院を総括し、興福寺の山岳仏教道場となった

  • 815年、嵯峨天皇の勅願を受け、興福寺により大伽藍が建立され「大菩提寺」と称した

  • 833年、鎮護国家の僧侶を育成する官寺である「定額寺」に列せられた

  • その折の勅願の題字が「金勝」だったので、金勝山金勝寺と改称した

  • 897年、菅原道真が勅命により登山された(『続日本書紀』より)

  • 源頼朝、義経、足利尊氏、義詮など、各武将はここを保護した

  • 1549年、火災により全山灰燼

  • 1599年、徳川家康に謁見し再建を請願

  • 現在の本堂・二月堂は、約400年前、元禄年間に建立された仮堂のままである

  • 京都・毘沙門堂門跡(私のNOTE)との関係で廃寺の運命をたどる

  • 明治に再興が始まり現在にいたる

 栗東歴史民俗博物館で良弁僧正1250年御遠忌記念として『収蔵品展「栗東の神・仏」』に数々の宝物が出展された!

 道の駅「こんぜの里りっとう」向かい側にある林道入 口から車で約10分。徒歩も行けそう。
 金勝山は湖南アルプスとも言われ、摩崖仏もある。

栗東歴史民俗博物館のレプリカ

 MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に平安時代の「毘沙門天立像@重文」と数多くの神像が出展された。毘沙門天立像はトーハクか!と突っ込んでしまった展示方法で、運慶展を思い出した。神像は京都・松尾大社、和歌山・那智大社の方が保存状態などもよく、ちょっと残念かな。

▽金胎寺:滋賀県栗東市荒張398  ※拝観要予約

  • 668~671年、創建 興福寺系の寺院だったが金勝寺の別院となる

  • 元々、金勝寺二十五別院の一つ

  • 義淵が金胎浄願寺と改称

  • 976~978年、蓮秀が中興

  • 本尊は阿弥陀如来@重文、観音菩薩@重文、勢至菩薩@重文、四天王立像@重文が安置されている

  • 本尊の阿弥陀如来と両脇侍像は寄木造りで、漆箔が施されている

  • 阿弥陀如来の胎内には1142年5月の造立とある

  • 四天王立は「持国天像」と「増長天像」のよう

  • 一休さんこと一休宗純は、6歳頃に京都・安国寺に出家し、この寺で11年間にわたり禅の修行をされた

▼メディア情報

これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼旅行記

以降は次の通り。

▼セットで行くところ


▼仏像展

2023年『滋賀イチョウ落葉!50年ぶり開帳/秘仏公開/特別展を巡る★湖南⑧湖東⑭甲賀⑥★【滋賀湖東シリーズ/湖南シリーズ/甲賀シリーズ】

2019年『◆滋賀甲賀④◆ MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」と「丹生谷文化財フェスタ」』

MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」に平安時代の「毘沙門天立像@重文」と数多くの神像が出展された。毘沙門天立像はトーハクか!と突っ込んでしまった展示方法で、運慶展を思い出した。神像は京都・松尾大社、和歌山・那智大社の方が保存状態などもよく、ちょっと残念かな。

2019年『◆滋賀甲賀④◆ MIHOMUSEUM「紫香楽宮と甲賀神仏」と「丹生谷文化財フェスタ」』

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