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2024/4/29 衆議院3補欠選挙 自民党“全敗”

2024/4/29 夜のニュース比較

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政治

衆議院3補欠選挙 自民党“全敗”

広内アナ「この補選の結果は今後に何をもたらすのか?与野党対決となった島根1区は自民党が長年議席を守ってきた牙城でしたが、立憲民主党に攻め落とされた形です。私も現地で取材しましたが、これまで自民党を支持してきた人の中には、今回は政治資金問題で投票に行かないとか、立憲民主党に入れるという人もいました。岸田総理は島根で選挙運動に合わせて集会も行いましたが、出席者から印象的な発言があったんです。」
自民党員「我々党員として、まず恥ずかしい気持ちでいっぱいです。若い人たちも自民党は何をやっているのか?と。政治に関心のない無党派層が大きな勝敗のキーポイントを握ってるのではないかと。」
山内アナ「こちら実際の出口調査です。自民党支持層を固められず、無党派層も多くが立憲民主党の候補を支持しました。自民党内からは直ちに岸田総理をおろそうとするような動きが出る可能性は高くないという見方の一方、岸田総理のもと今の国会で衆議院を解散するのは難しくなったのではという声も聞かれました。一方の立憲民主党、一騎打ちで強さを見せ、手応えを感じています。選挙戦の最中、応援に訪れた野田元総理にも聞いたんですが、こう話していました。」
野田佳彦元総理「今回の補選の中では、直接対決はやっぱり島根だし、一番自民党強かったところなんで、ここで変わったら劇的な変化になる。何とか変化作りたいですね。」
広内アナ「勢いづく立憲民主党は今の国会で内閣不信任決議案を提出することも視野に入れながら、岸田総理のもと解散総選挙に追い込んでいきたい考えです。ただ、野党間で競合する選挙区も少なくありませんので、候補者調整が今後の課題となります。国会では特別委員会で政治資金規正法の改正に向けた議論が始まりました。今回の補選で示された民意を、どう受け止めて具体策をまとまるのか?選挙結果は大型連休明けの議論や、その先の総裁選挙などにも少なからず影響を与えそうです。」

NHK:ニュースウオッチ9

藤森アナ「今回の補選3つとも自民党が負ける結果になりました。中でも唯一与野党対決になりました島根の1区、こちらも差がついた結果になりました。その中で象徴的な数字があります。それは期日前に行いましたJNNの出口調査なんです。自民党支持層に聞いた答えなんですが、およそ3割が与党ではない立憲民主党に票を入れる、31%ということになったんですね。」
小川アナ「自民党が議席を守り続けてきた島根で、この数字が出たということは、自民党にとっては、どれくらいショッキングなことなんでしょう?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「相当ショッキングな出来事なんですが、3点に分けて、お話したいと思うんですけど、元々自民党かなり優位な立場にあったんですが、そこの3割の人が棄権するんじゃなくて、立憲の人に投票したということなんですね。つまり、行って来いの効果がありますから、6割の効果が出てきてる。これは自民党にとって非常に大きなマイナスになった訳ですね。もう1点は立憲もこういう構図を知ってましたから、亀井さん、元々保守系の方なんですけども、亀井さんの方も脱原発とか、あまりそういうリベラル系の主張は抑えて、自民党票の取り込みに専念したということが功を奏した。これが2点目ですね。もう1つは、この傾向が全国で起きたら、もう政権交代になってしまうよというのが自民党の危機感でして、2009年の再現になりかねないというのが自民党を覆っている空気ですね。」
小川アナ「こうなってくると岸田総理に対する厳しい声も自民党内であがっているようですけれども、その中で岸田総理としては次の一手としては、どういった手を打とうという。」
星氏「まあ、解散の情勢は厳しいんですけれども、岸田さんからすると解散権をどこで行使するのか?ということが真剣に考えているんだと思います。周辺の情報によると岸田総理は全くめげていないということだそうですし、と言うのも、6月になると所得減税があります。トータル4万円ですね。それから賃上げも、どんどん進んできました。それから、政治資金規正法の改正を野党と合意して作り上げようということがあって、一つ成果を生み出せば、そこで政権に勢いを戻して解散に踏み切ると。これは法律とか予算と違いまして、岸田さん1人が決断すれば出来る問題なんですね。つまり、全員閣僚が反対しても岸田さんが権威を持って断行出来るという問題ですので、政治学というよりはむしろ岸田さんの心理学に近い分析が必要なんですね。」
小川アナ「う〜ん。ただまあ、その腹づもりのようにいかなかったら、どうなるんでしょう?」
星氏「そうですね。6月になっても全然政権の勢いが回復しない、解散どころじゃないという状況は大いに考えられる訳で、その場合は解散見送り。その場合は9月の自民党総裁選で岸田さん出ても全く勝ち目がありませんので、ギブアップと。自民党は新しい総裁のもとで解散総選挙という道を探るということになると思いますね。」
小川アナ「まずは実効性のある政治資金規正法の改正に向かえるのかどうか?というのを、しっかり見ていかなければなりません。

TBS:news23

衆議院補欠選挙 3つの選挙区で立憲民主党が勝利

大越アナ「自民党の中では、もうポスト岸田というものを頭に入れた色んな思惑が交錯している。一方、立憲民主党の泉代表は衆議院の解散総選挙に追い込むと息盛んですが、こうやって千々岩記者指摘したように当面の最大の課題は政治資金規制法の改正。これにちゃんと答えを出してもらわなければいけないので、問題を引き起こした自民党だけではなくて、やっぱり全国会議員に関わる問題なので、これはやっぱり与野党がちゃんと一致点を見出さなけらばならないと思うんですよね。それをしないで、権力闘争は否定しませんが、権力闘争ばかりに明け暮れていると、与野党共に政治と国民の間、有権者の間の距離が広がっていってしまう。そのことが心配です。」

テレビ朝日:報道ステーション

為替

外国為替市場 一時1ドル154円台に

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・マーケットが連休中は投機的に
・景気の回復局面ではメリットも
・カギは「日本で行うモノづくり」

堤アナ「円安による物価高の行方は気になりますが、日本のモノづくりが再び力を発揮して、景気の回復が図れるといいですね。」

フジテレビ:Live News α

国際

GW

その他

東京 賃貸マンション 家賃上昇

崔真淑氏(エコノミスト)
・今後も都市部の家賃上昇続くか
・賃貸の相場が上がる理由は3つ
・都市部に住めなくなる可能性も

堤アナ「住まいは生活の基盤となる場所です。不動産には投資という側面もありますが、そこで暮らす方のためにも適切な規制はあってもいいのか?もっと議論してもいいのかもしれませんね。」

フジテレビ:Live News α

各局別

NHK:ニュースウオッチ9

テレビ朝日:報道ステーション

テレビ東京:WBS

日本テレビ:NewsZERO

TBS:news23

フジテレビ:Live News α

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