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野菜遺産プロジェクトとは

世の中に出回っている野菜は、タネの種類よりずっと少ない。
それはある基準に沿った「売れる野菜」だけが出回っているから。
でもその外側には、「面白い野菜」がたくさんある。
もちろん、ここ四国にも。

FM愛媛は、タネの会社であるアサヒ農園とタッグを組み、「お四国やさい(= 四国の面白い野菜)」を次世代に残す活動をはじめます。
「お四国やさい」それ自体の販売はもちろん、お惣菜やパッケージ商品などにも展開し、お届けしていきます。
食べてくれる人が増えるほど、その野菜を未来に残していくことができる。
この活動の輪に、あなたも入ってみませんか。

プロジェクトのきっかけは愛知のタネ屋さん

アサヒ農園は、愛知県にある明治12年創業のタネ屋さんです。
創業から約140年間にわたって、古くから日本各地で育てられてきた伝統野菜などの在来種の種を、大切に守り育てつないでいます。
しかし、固定種、在来種、伝統野菜などと呼ばれる野菜たちは、消費の減少、作り手の減少などの理由から「絶滅の危機」にあります。
そんな絶滅の危機にある野菜たちを守っていくため「タネを売るのではなく、タネを育ててくれる人と作った野菜を広めていきたい」。
「野菜遺産プロジェクト」は、そんなアサヒ農園さんの思いから生まれました。

FM愛媛はラジオ局でありながら、地域の課題と向き合い、さまざまな取り組みをしています。
時には、地域課題につながる取り組みをしている会社を表彰したり、またある時には、自分たちで地域課題の解決につながる商品を作ったり。
FM愛媛は、愛知で生まれた「野菜遺産プロジェクト」のことを知り、愛媛でも同じ課題があることに気づきました。
そして、アサヒ農園さんに協力をいただき、四国の絶滅危機にある野菜たちを守っていくため、愛媛版「野菜遺産プロジェクト」をスタートすることになりました。

アサヒ農園について

創業明治12年以来、日本の食文化と新たな野菜の価値観を創造すべく、野菜の品種改良、研究・開発・販売を行う種苗メーカー。また伝統野菜などの在来種の種を多く保有し同業者にも提供しています。時代にあった新たな食文化の創造に向け、会社一丸となって「野菜遺産プロジェクト」をはじめています。

FM愛媛について

FM愛媛は愛媛県全域に放送エリアを持つ、地域密着型のラジオ放送局です。

ラジオ放送だけにとどまらず、愛媛県内の生産者や事業者と共に地域課題に向き合い、商品開発や販路拡大にも貢献し、「県内外の人に愛媛県のファンになってもらいたい」という想いで地域活性化に取り組んでいます。

プロジェクトの内容

まずは現状を知り、食べることから

「野菜遺産プロジェクト」では、農家の方、家庭菜園をされている方、料理人の方、食にこだわる方など、様々な方々と共に、多くの野菜を食べ、増やし、残して行きたいと思っています。
そこで、皆さまが普段スーパーなどで目にする機会の少ない希少な野菜(在来種や固定種・伝統野菜・ご当地野菜など)を、プロの農家が栽培/収穫して、最も旬な時期にお手元にお届けし、まずは「食べる」事を楽しんでいただこうと考えました。

そして、将来的には、より多くの方々に「お四国やさい(四国の在来種や固定種・伝統野菜・ご当地野菜など)」を食べていただくために、それ自体の販売はもちろん、お惣菜やパッケージ商品などにも展開していきたいと考えています。

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