【高齢者向けファッションレンタルサービスで、私が目指しているサービスとは…】
「人と会う事さえ制限される世界を、想像できただろうか…」
新型コロナウィルスの世界的なパンデミックにより、
医療機関だけでなく、高齢者施設でも、感染防止対策のため
マスクに手洗いだけでなく、家族との面会の機会さえ奪われた。
荷物を届けても、決まった時間に・窓口で職員の方に手渡すだけ…
ほんの少し顔を見ることさえも、許されない時代を私達は耐えてきた。
心配なので会いたい…けれど、会えない…。
特に入居している高齢者の方々にとって、限られた空間での生活の中
一番楽しみにしている、家族との面会ができないことは
どれほど耐え難い時間であっただろう…

先日、高齢者施設に見学に伺った際に施設長の方から
「コロナ前の当たり前が、どうであったか分からなくなってしまった…」と重みのある言葉を伺った。
これまでの感染対策といった、施設内での壮絶なご苦労を物語っている。
それほど、4年近く続いたコロナウィルスのパンデミックは
人類が積み上げてきた世の中のごく自然なことでさえ
ガラリとかえてしまったのだ。

だからこそ、その制限がとかれてきた今、家族と会える喜び
そして、施設を訪れる人・関わる方が増えることで、
入居者・利用者の方の、喜びや嬉しさ、日々の満足感といった
感情の機微と刺激につながるサービスを届けていきたい。

このビジネスがスタートすると、
サービススタッフが定期的に施設を訪問をすることにより
「日付の感覚」と、「四季のうつろい」を感じることができる。
届けた洋服をご覧になって気になるモノを手に取り、
自由に選べる幸せを届けることで
普段は着ない明るい色の洋服。デザインが素敵な洋服。
持っているアイティムとコーディネートできる洋服。
ファッションを通して、自分らしさを出せる喜びを味わっていただきたいと考えている。
そして、手持ちの洋服とはカラーやテイストの違うコーディネートを
施設内で着用し、いつも顔を合わす職員の方やお友達だけでなく、
ご家族と会うことで
「似合うね」
「顔色が良く見えて、元気そうにみえる！」
「若々しいじゃない🎶」と
笑顔で会話が弾む、輝くような時間を過ごして頂きたい。
それが、私の目指すサービス。

【サービス導入のメリットは高齢者だけではない】

このサービスを導入することによるメリットは
これまで述べた高齢者に限らず、関わる方々にも届けたいと考えている。
例えば…
高齢者施設で働く施設職員や介護士の方々にとっては、
施設でのレクリエーションの企画・準備の軽減につながると考えている。
認知機能低下防止のため、各施設では軽い運動や手遊び・物づくりといった
レクリエーションや活動を年間行事と並行し、毎月・毎週のように企画し
利用者や入居者の方に楽しんで頂けるよう、準備している。

その手間と労力、費やす時間は、私達の想像を超えているであろう。
そこに、施設に定期的に訪れる「ファッションレンタルサービス」を
導入することで、私達サービススタッフの訪問している間は、
心からお任せできる時間がもて、事前の準備という手間も省ける。
高齢の入居者の命を預かるという「緊張感のある毎日」を過ごしている
施設職員の方々の、ほんの束の間の「ほっ」とする時間でもありたい。

また、介護職を挫折した方々の受け皿となるような事業者になりたいと
考えている。
本サービスで訪問するのは、介護資格を持つ女性2名を予定している。
これまでの経験を活かし、レンタル時のサポートをするほか、
女性ならではの感性とセンスで各施設の好みや傾向を捉え
次回のお届けに活かすことが出来るからだ。
また、ビジネスプランについて施設長の方にインタビューした際にも
「介護を目指したものの離職した若い人材が、その培った経験を
今度はファッションで活かすことができるのは、有難い」との
ご感想も頂いた。

介護現場で新人職員が、実践的な技術を覚えるには大変な苦労があるが、
指導する側の上司や先輩介護士にとっても、積み重ねた時間と労力は、
計り知れない。
せっかく成長して一人前の介護士になったと安心したのもつかの間、
退職や転職、転勤といったことを、施設長の誰もが経験してきている。
介護資格取得者が、もう一度「介護現場」で挑戦するチャンスとして、
施設長の方が評価してくださったことが、何より嬉しく有難かった。

　ご家族にとっても買ってきた洋服と、入居者ご本人の好みの違いといった
ミスマッチを防ぎ、洗濯や衣替えといった負担も減る。
特に、ご家族が県外に住んでいる場合やご自身の体調不良により、
施設への定期的な訪問や荷物のお届けができない状況もあるだろう。
そのような時に「このサービスがあってよかった！」と
言って頂けることを目指し
ご家族の気持ちにも寄り添わせることができるよう、
サービス内容をよりブラッシュアップしていきたい。
そしてなにより…
面会時のお父さんやお母さんの笑顔と晴れやかな様子は、
ご家族の、心からの安心につながることは言うまでもない。

また高齢者施設にとっても、サービスを導入することで
施設の付加価値となるだけでなく、入居を考える高齢者やご家族から
選ばれる施設として「他施設との差別化」につながる。
これから高齢化がますます加速する中で、高齢者施設に求められることは
時代とともに変化していくであろう…。
私は、安心・安全だけでなく、生活の中の幸福感をいかに提供できるかが、
今後重要になってくると考えている。
私の提供するサービスは、打ち上げ花火的な一過性ではない。
日々の生活の中で当たり前のように繰り返される衣食住の「衣」において、ほんの少し気持ちが上がるきっかけを、継続的に提供したいと考えている。

最後に…
ここまで興味を持って読んでいただき、ありがとうございます！
是非、今後の投稿にも関心を持って本ビジネスプランを
温かく見守って頂けましたら、幸いです。
引き続き、よろしくお願い申し上げます！