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ストレングスファインダーでデザイナーのキャリアとアクションプランを考えてみた

どうも、とあるウェブ制作会社でデザイナー(2年目)をしております新屋敷です。
去年、会社でストレングスファインダーを導入したこともあり、診断してみました。

ストレングスファインダーとは、ギャラップ社が提供してるツールで、webテストを受けると、全34の資質の中から自分の強み・才能を知ることができます。

本記事では、自分の資質を鑑みた上で、ストレングスファインダーの結果をデザイナーとしてどのように活かすべきか考えてまとめてみました。
過去にストレングスファインダーを受けた方の中に「自分も同じような資質がある」という方は、参考にしていただけると嬉しいです。
また、ストレングスファインダーを受けたことが無い人でも「自分にも同じような資質や特性があるのではないか」という観点で参考にできると思います。

自分の資質としては以下の結果になりました。

1位 収集心=コレクター気質
2位 競争性=勝つことに喜びを感じる
3位 内省=1人で考える時間を好む
4位 最上志向=ストイックで極めることが得意
5位 分析思考=感情よりデータ・客観性を重視

これら5つの資質について、自分なりの目指すべきデザイナー像・仕事の仕方を分析していきます。

①収集心=コレクター気質

物や情報を収集することが好きで得意な人に多い資質です。
デザインの引き出しを増やすうえで、情報収集はデザイナーなら基本的に皆さんがしている行為ではないでしょうか?
自分だけでなく、デザイナーなら多くの人に備わっている資質だと思います。

収集心を活かしたデザイナーキャリアの進み方

制作会社に勤めているデザイナーは、必然的に、案件ごとの情報収集や、その情報や経験をストックする必要がある環境なので、仕事を通して収集心の資質や能力を極めることが出来ます。個人的にこの資質を持っている方は、事業会社より、クライアントワークが出来る制作会社の方が向いているかもしれません。

例)30件の案件にアサインされると30クライアントの特長や業界特性やノウハウが蓄積される。 

そのうえで、以下の働き方が考えられます。

  • 制作会社のデザイナーは、受託でデザインのお仕事が出来る環境を活かし、より多くの業種・業界のクライアントとお仕事する。ノウハウや経験をストックして、転用できる引き出しの多さを武器とする。

  •  クライアントワークで培ったノウハウや経験を、今後取り組むであろう事、やりたい事や仕事に転用する。もしくは、デザインに結びつける。

  • ビジュアルコンセプト:
     沢山ある引き出しの中から、商材にベストなアプローチが出来るコンセプトやトンマナを決めていく。

  • WEBやアプリのUIを考える時:
     ユーザーが誤解の無いように、情報を理解して操作を行うための解決方法を、引き出しの中から探し、参考にしてUIに落とし込む。

⇒アクションプラン

  • ビジュアルやUIなど、リファレンスのストックを増やす。

  • 勿論選り好みをせず、色んな事に手を出していく。 
    意識的に、前やった案件と被らない案件に挙手する。


②競争性=勝つことに喜びを感じる

同期や同世代のライバルがいることで、対抗心でモチベーションが上がるタイプだと言えます。もしくは、憧れているデザイナーようになれる努力し、目標に近づくことに喜びを感じる場合もあると思います。

競争性を活かしたデザイナーキャリアの進み方

深層心理として、「自分が作ったデザインを評価されたい」というクリエーター気質な一面、または「自分が優れている事を証明したい」という欲求があるのではないかと推測されるため、2パターンのあり方が考えられるかもしれません。

  • デザインをお客様企業や自社に活かして、競合優位性を高め、チームを勝たせる。

  • 「ギャラリーサイトに載りたい」「賞を取りたい」という目標を持つ。

⇒アクションプラン

  • シンプルに、デザインは戦略から降りてくるものであるという意識を持って「自分が作ったデザインが何故、どのようにクライアントのビジネスに貢献できるのか」を言語化して説明できるようにする。

  • 身近な人、SNSの有名な人をライバルとして捉え、ゲーム感覚で成長を楽しむ。


③内省=1人で考える時間を好む

団体行動が苦手なので、もしかしたら、直すべき部分はあるかもしれませんが、デザイナーには思考する時間が不可欠なので、アイデアを考えたり練ったりすることが得意でデザイナーっぽい気質ではあるかなと思います。
デザインを考える時間は正直めんどくさい部分が多いと思いますが、苦ではないタイプなのではないでしょうか?
アドリブが得意なタイプではなく、準備を入念にしないと不安で仕方ない人は、内省の資質をもっているかもしれません。

内省を活かしたデザイナーキャリアの進み方

  • 単純作業ベースではなく、思考ベースの事ができるようにする。
    量産することが求められる、思考停止で出来る作業をしてしまうと、資質の無駄遣いに。

⇒アクションプラン

  • 「過去の失敗体験を活かして、改善点を考え、実行する手段を考える」という思考のサイクルを習慣づける。

  • インプットした情報を自分ごとに落とし込むために、1人の空間や時間を確保し、思考する時間を増やす。

  • 業務時間外で、自分の作ったものを、日を置いてみて、客観的な視点を見る機会を作る。

  • 提案の台本を作る。言語化することで、頭の中をスッキリさせ、思考力を高めることが出来る。(と思っている。)


④最上志向=ストイック

得意分野を平均以上に能力を伸ばすことが上手く、向上心が高い。最上志向の持ち主は、一芸に秀でている方が多いそうです。
何に対してもハードルが高いので、自分も追い詰めたり、他人にも厳しい傾向があるため、自分にも他人にも優しく接する事を心がけると良いかもしれません。

最上志向を活かしたデザイナーキャリアの進み方

ゼネラリスト向けではない?と推測されるため、すべて自分でしようという考えをやめ、自分の得意分野を作ることを最優先に考えて、周りに頼られる存在を目指すとよいかも。

  • 自分の得意分野に注力し、苦手な部分を他のメンバーに補完してもらい、 他者と協力することでシナジーを生み出すチームプレーをする。 

  • 「ユーザビリティや情報設計に特化したUIデザイナー」「ブランディングに関わるビジュアル表現領域を専門とするビジュアルデザイナー」など、自分の方向性を明確にする。

⇒アクションプラン

  • 時間をそのデザインの分野に集中投下する。
    (「とりあえず頑張る」という根性論しか思いつきませんでした…)


⑤分析思考=感情よりデータ重視

感情に流されず、事実に基づいて意思決定をすることが得意な資質です。
分析力とは「物事を分解して再構築しシンプルに考えることができる」能力でもあるらしく、綺麗なビジュアル・優れたUIを見た時に、「どこが良いのか?」と要素を分解して観察するようにしている人は、分析思考のある方かもしれません。

分析思考を活かしたデザイナーキャリアの進み方

分析力は、デザイナーとして必須の能力であるため、特別「○○のデザイナーが向いている」というようなことは無いと思います。しかし、データ分析の結果を元に仮説を立てて、デザインへ反映させるという業務は事業会社に比較的多いかもしれません。

  • クライアントとその顧客/ユーザーなどの一次情報をインプットしたり、データ分析を元に、どのような解決策を提供すると良いかを考える立場で仕事をする。

  • データ分析が得意であれば、PDCA回して、サービスを良くするのに向いているスキルなので、 将来、事業会社やインハウスの選択肢もあり???

⇒アクションプラン

  • 「物事を分解して再構築しシンプルに考えることができる」能力を高める作業やモノづくりをする。

    • 図版を作る。

    • バナーを作る。

    • 情報設計をする。

  • サイト分析をして記録する?

  • noteの記事やブログの執筆など、文章を書く量を増やす。(「文章を作成する能力は、物事を構造的に捉える能力と同意義である」とマコなり社長さんが言っていた。)

  • クライアントワークであれば、お客様の発言や意見をそのまま鵜呑みにするのではなく、意図を汲み取り、その意図を実現できる別の方法も模索する。

最後に参考サイトをどうぞ

あくまで、自分の主観が混じっているので、恐らく「そんなことないけどな…」と感じられた方もいるかもしれません。
最後に参考文献を以下に記して、締め括ります。

https://pechi-finder.com/strengthsfinder-34qualities/


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