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#12 これで決まり!自由進度学習のすゝめ【入門編】

こんにちは!
やしろです。


今回も社会科教材について
発信していきます。


今回のテーマは、
「自由進度学習」です。


皆さんの中には
一度は聞いたことがある、
または、実践したことがある
方もいるかもしれません。


現在、文科省は、
授業改善の視点として
以下を示しています。

学習指導要領の趣旨を踏まえ、「個別最適な学び」「協働的な学び」という観点から学習活動の充実の方向性を改めて捉え直し、これまで培われてきた工夫とともに、ICTの新たな可能性を指導に生かすことで、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善につなげていくことが重要と考えられます。

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実』
文部科学省HP

自由進度学習は、
この2つの学びを
実現させるための
有効な学習法の1つと
されています。


これまでの
授業スタイルは、
同じ内容を同じ時間に
一斉に学ぶというのが
当たり前でした。

しかし、
このような授業方法は
一見効率的にみえますが、
受け身姿勢を助長しかねない
授業スタイルです。


一方で、
自由進度学習は、
その名のごとく、
学ぶ内容も学ぶ方法も
自由です!!

つまり、
子ども一人一人の
興味・関心や発達の状況に
応じて個性や資質・能力を
伸ばしていけるんです!


詳しい説明は、
以下↓を参考にしてください。


ここまで聞いて、
自由進度学習について
皆さんはどう考えますか?


正直、私は、


「1クラス30人以上いて、
 その学習方法って成立するの?」

「授業がグチャグチャになるのでは?」

「必ずおさえるべきところはどうすれば?」


と懐疑的でした。


実際に周りで
実践している人は
一人もいませんでした。

中学・高校で
学習内容がより
複雑になってくると
自由進度にすることで


「逆に子ども自身が学びを
 敬遠してしまうのではないか?」


と感じていました。


小学校の実践は
よく聞きますが、
中学校で取り入れるには、
ハードルが高い印象でした。

そんなとき、
書店で本を眺めていたら
「自由進度学習」という
名のついた本を見つけたんです!


それらを読んでから、
自由進度学習に対する
考え方が大きく変わりました!

特に印象的だったのは、
いきなり全てを
自由進度にするのではなく、


5~10分程度の
スモールステップで
自由進度学習を
浸透させていくこと。


また、その中で
教師がいかに
個別学習の部分で
子どもを孤独にしないか。


ということ。

自由進度学習
だからこそ、
教師の支援は
欠かせません。


また、
他者から学びを
取り入れるための
協働的な学びも
自ずと必要になります。


というより、
そうせざるをえない
状況をつくるのが、
教師の力量ともいえます。


なので、

・個別の学び
・協働的な学び
・教師の支援


を軸として、
自由進度学習を
取り入れてみよう!
と考えました。

今回紹介する実践は、
「単元内自由進度学習」です!


初めての試みだったので、
1つの単元内(節)で
実践してみることにしました。


ここで大切なのが、
「どの単元でやるか?」
ということ。


個人的に自由進度学習を
取り入れやすい単元と
そうでない単元が
あると思います!

私の考えるイメージ図

地理的分野なら
取り入れやすそうですが、
歴史だと内容による差が
あると感じています。


当時、1年生を
担当していたので、
以下の範囲で
実施することにしました。

第2章 古代までの日本
 1節「世界の古代文明と宗教のおこり」p20〜29

『新しい社会 歴史』(東京書籍)

この単元では、
世界の古代文明と宗教が


「どのような地域や環境のもとで起こったか?」


ということを
考えていきます。


詳しい単元計画は、
Xや公式LINEの特典で
ご覧になれます!


今回提供するのは、
この単元で使用した
各段階における教材です!


各段階とは、
自由進度学習の


① ガイダンス
② 計画
③ 追究
④ まとめ


のことです。

そして、
前述した教師の支援も
意識的に取り入れました!


今回提供する
教材一覧はこちら↓

<ガイダンス>
 ① テーマ決定・Googleスライド作成の手引き(Word版)

計画>
 ② 学習の軌跡(Word版)
  ※学習の計画・振り返り用シート

教師の支援】
 ③ Googleスライド活用術(Word版)
  
※スライド初心者必見マニュアル
 ④ 歴史の見方・考え方シート(Word版)
  ※ヒントカード

追究>
 ⑤ 発表会記録シート(Word版)

まとめ>
 ⑥ レポート用紙(Word版)
 ⑦ ⑥の評価ルーブリック(Word版)


★公式LINE特典
 ⑧ 問いの解答例(PDF版)
 
 ※10例(総文字数3000字超!!)

豪華な7点セット
+公式LINE特典付き!
(計8ファイル)


これから、
自由進度学習を
取り入れてみたい方に
オススメできる
セット内容です!

③・④のシートは、
中学社会を学習し始めた
1年生にはあったらありがた~い
ヒントカードになっています!


社会科が苦手な生徒にも
ありがたいシートです!


評価ルーブリックと
解答例もあるので、
実際の評価場面が
イメージしやすいと思います!


自由進度学習の
"入門編"として
ぜひ手に取って
もらいたいと思います!

実際に授業を行ってから
生徒に話を聞いてみたところ、


「自分でテーマを選択できたのが良かった。」

「自分のペースで調べ学習ができた!」

「歴史の見方・考え方シートが役に立ちました。」

「他の文明との共通点や今につながる文化があることに気づいた!」


という感想が聞けました。


全ての単元を
自由進度で進めるのは
非現実的ではありますが、
効果はあったように思います!

最初は、
自由進度学習に
懐疑的な私でしたが、
「やってみて良かった!」
と思いました。


もちろん、


・協働的な学習の進め方
・どこに評価の重きを置くか
・自由進度学習を好まない生徒


など課題も残りました。


しかし、
実際にやってみないと
良い部分も改善点も
分かりません。


だからこそ
教材を受け取り、
ご自身でより良く
アップデートして
いただけたらと思います!

そして、
今回の教材は、
有料での提供となります。


教材研究や授業準備以外の
仕事が多い4月だからこそ、
視野を広げるためにも
ぜひ教材をお受け取りください!


みなさんの自由進度学習、
"はじめの一歩"のきっかけに
なったら幸いです!


そして、
実践後の
感想もお待ちています。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


次回の記事もお楽しみに!



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