独り言
孤独でいる方が難しい世になった
今も手にして離さないコイツのせいだろう
常に誰かと連絡がとれる
誰が何処で何してるかが垂れ流されてる
忌々しいのに
人は群れて生きる性なのかどうにも手放せない
易く手に入る娯楽を捨てるに至らない
選択的孤独が必要だと感じて
こうやって文章にしている
太宰治はこう言った
本を読まないということは、そのひとは孤独ではないという証拠である
カチンと来た
好きでこんな状況にいるんじゃない
捻くれ者故に少し抗ってみたくなって
携帯を放り本を読んだ
そうしてふと日常に戻ると
成程、いつもと違う感覚の文章を書いている自分に気付く
本だって娯楽なのには変わりがないが
常日頃得ているものがジャンキーなファストフードのような物だとしたら
本はビタミン豊富なお野菜中心で腹持ちの良い和食のように感じる
食べ物に例えたが
なにしろ人間の身体はそいつが食ったもんでできているわけだ
きっと娯楽もそうなのだろう
別に意識が高いわけでもないが
自分を作る物の一部として考えたら、食べ物や娯楽の見方が変わるかもしれない
そんな思いつきだ
ついでに言うと、深夜にこんな事考えてないで寝た方がいい
頂いたサポートはすべて私の懐をあっためるために使います。 ...嘘です。たぶん焙煎機代にします。