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フレンチレストランのまかないレシピ@マダム編・サヴォワの郷土料理・タルティフレット

極寒の地、仏・アルプスのサヴォワ地方。
真冬は帽子を被らないと頭が痛くて歩けない!!
マイナス気温ってちょっと体に痛みがくる。
そんな芯まで冷え込む地域は
体を内側から温めてくれる郷土料理が主流。

・・タルティフレット・・

ルブロッションというチーズを使った
ジャガイモのクリームグラタン。
ほくほく!のジャガイモ。
濃厚なクリーム。
そしてベーコンとチーズをたっぷり加えて
オーブンで熱々に♪
なんといってもボリューミィ☆
お腹を温め、満腹にしてくれる!サヴォワ代表料理!

・・ルブロッション・・


スタッフのお土産「ルブロッション」スイスマークが可愛い!


14世紀頃に生まれた歴史あるチーズ。
当時、農家は牧草地の所有者に土地代の他、
搾乳の売上も収める仕組み。
自分たちに入るものがわずかばかりの農民たちは、
監視人が去った後に2度目の搾乳を行なっていました。
ルブロッションはサヴォワの言葉で「再度絞る」
つまり搾乳の後にもう一度絞ったミルクで
作られ、農民たちの生活の糧にされていたチーズです。
外皮が厚く、中身は濃厚で香りも強く独特。
熱を加えるとしっかりトロけるのでお料理にも相性◎

・・タルティフレットの作り方・・


リヨン時代に良く作っていたレシピ。
サヴォワに近いのでどこの食卓でもしばしば登場!
工程シンプル。
オーブンに入れてしまえば終了。
サラダとパンがあればOK!

4〜5人前
ルブロッション1個
ジャガイモ4個
玉ねぎ2個
クリーム200cc
ブロックベーコン

外皮を表に中身を下にルブロッションを敷き詰めて!チーズ好きは追いチーズ!!

・ジャガイモは少し厚めに輪切り。玉ねぎも輪切りにスライス。
・玉ねぎをオリーブオイルで飴色に炒める
・・・材料を追加するので深いフライパン又は鍋で・・
・ジャガイモとベーコンを加えて火を通す。
・塩&胡椒
・火が遠ったらクリームを加えて沸騰させて
・・・クリームはとろみが出るように・・
・火を通したら材料を耐熱皿に移して
◇ルブロッションの使い方
・外皮も使用します
・輪切りにチーズを2つにする
※外皮を下、中身を上
・外皮を下にして4〜6等分に切る。
・材料を入れた耐熱皿に中身を下にして貼るように並べていく
※この時外皮は上になります

チーズ大好き!な私は
ミックスチーズで追いチーズ。

200°20分で出来上がり。

まかないで作ったので8人前!ビックサイズ!

お家でフレンチ・やってみて!
Bon appétit!


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