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走り嫌いが初フルマラソンでサブ4達成しちゃった話

やっったぁぁぁぁーーーー!!!初フルマラソン完走 & サブ4達成!!

テンション高めで始まりました。

どうも、ナカイです!

僕は2024年3月3日(日)に開催された第44回丹波篠山ABCマラソンに出場してきました。

この記事では

◎走ることが大嫌いだった僕がなぜ走り始めたのか
◎どんな気持ちで走り、初フルマラソンをクリアすることができたのか

が読めます!

かなりリアルに出来事や心情を書いているので、ぜひ最後まで読んでみてください🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️💨

走り始めたきっかけ

なぜフルマラソンを走ろうと思ったのか、それを話すには2023年12月に起きた超特盛スパゲッティ食べ過ぎ事件の話は避けて通れない。

CoCo壱激辛チャレンジをクリアした僕は、次に「大食いチャレンジをしよう!」と考えた。

そこで僕はスパゲッティ屋へ行き、意気揚々とナポリタン超特盛サイズ(900g)を注文して食べた。

900gはかなり量が多く苦戦したが、完食した。

しかしその後、僕は体調を崩した。原因は完全に食べ過ぎ

それから1週間ずっと体調が優れず、毎日しんどい思いをした。

そういうとき、みなさん思うことを僕も同じく思った。

「健康って大事やな」って。

健康診断の結果が良くなかったことも相まって、僕はマジで健康に気をつけようと思った。

そう思って2024年1月1日から「食事管理」を始めた。

12/31の体重は78.8kg
玄米・鶏胸肉・ブロッコリー

でも、ただ食事管理をしてるだけでは面白くないなーと考えていたら、ふと思いついた。

「フルマラソン走ってみよ」

やるなら極端なことをやった方が面白いという僕は、フルマラソンができる場所を調べて、勢いだけでエントリーした。

走ることは好きじゃない

フルマラソンを走ろうと思うってことは
・足が早い
・走ることが好き
と思うかもしれないけど、それは全くもってノンノン。

僕は学生時代から走ることは好きじゃなかった

なんなら嫌いレベル。これはマジ。

高校の授業の5km走は、走ることが嫌すぎて手を抜きまくって後ろから2番目くらいをテキトーにダラダラ走っていた。

周りからの「頑張れー」という声に「ふっ、遅いのは本気で走ってないからやしな」と超ダサい考えをしながら走っていた。

それに柔道部だったので、外の部活に比べて長距離を走ることはほぼなかった

そんな走り嫌いの僕に、なぜフルマラソンを走るという選択肢が出てきたか

それは
・健康のため
・イケてる経営者はみんな走っているから
という後付けの理由もあるが

やっぱり僕は人生の中で出来るだけ多くのオモシロをやりたいという思いがあって

今回は分かりやすくハードな

「フルマラソンを完走する」というオモシロをやりたい

と思ったから。

あとはみなさんお馴染み、期日を決めてやるだけ。

僕は思いついた1ヶ月半後の3/3にフルマラソンを走ることにした。

初めての10kmラン

フルマラソンを走ると言っても、まず何をすればいいか分からない。

会社の隣の席のマラソン師匠にフルマラソンを走ることを伝えたら

「週3くらいで10km走りなさい」と言われ、その日の夜試しにジムで10km走ることにした。

これが初ランで1/15(月)のこと。

10kmを1時間で走るペースで、ランニングスタート。

走り出したら
「このペース早くない….?」
「ってか、まだ3kmしか走ってない…」
「流石にキツすぎひん?」

とネガティブな言葉が浮かんできた。

1ヶ月半後には42.195kmを走るのに、10km走ることすらキツイという現実に絶望した。

このままではヤバいと思った僕は、毎日自転車で行っていた出勤をランニングに変更した。

家から会社までは約6km。

たまに寄り道して10km走ったり、帰りもランニングで帰ったりしていた。

リュックに仕事の服と自作の減量弁当を詰めて走った。

そしてランニングを開始してから11日後の1/26(金)、個人的にハーフマラソンと同じ距離(21.1km)を試しに走ってみた。

これまた絶望

12km走ったくらいから、足は痛いし、股擦れはするし、最後は歩くくらいのスピードで走っていた。

散々な結果に、フルマラソンってはこれの2倍走るのかとビビり散らかした。

その後も通勤ランを続けて、
2/10(土)個人的ハーフマラソンをまた走って目標の1時間50分切りを達成した。

全力を出し切ったこの結果で、僕は自信がついた

ハーフマラソン出場

2/18(日)758ランナーズトライアルvol.56という名古屋市の庄内緑地公園で行われるハーフマラソンに出場した。

ランニングを始めて約1ヶ月、フルマラソンを走る前に大会に出る感覚を掴んでおこうと思ってエントリーした。

僕は前回の個人的ハーフマラソンで1時間49分という結果から、今回の目標を1時間45分に設定した。

僕の中では、高めに設定した目標。
1km当たり約11.5秒早く走らないとクリアできない。

これを絶対達成すると意気込んで、思いっきり走った。

走り出すと周りのランナーの速さに引っ張られた。
いつもより速く走れる反面、息切れは早く、脚へのダメージも大きかった。

しかしその勢いと粘りのおかげで、目標を上回り1時間37分でゴールすることができた。

この結果を受けて、僕はさらに自信がついた

しかし、この後また絶望する。

地獄を見た30kmラン

「フルマラソンを走るなら30kmは走っておいた方がいい」と何人かの経験者の方から聞いていた。

ハーフマラソンで勢いをつけていた僕は「30kmなんて余裕やし走らなくてもええやろ」と思っていたが、素直なので30km走ることにした。

先輩からいいランニングコースを聞き、岐阜県にある揖斐川を走ることに。

走ることがちょっと楽しくなっていた僕は意気揚々と走り出した。

しかし10km、15kmを超え、20km当たりから一気にペースが落ち始めた

足が痛くなり、これでまだあと10kmもあるということで精神的にキツくなった。

熱い曲を聞いて自分を鼓舞しながら25kmまで走るも、マジで肉体的にキツくなり27kmからは走ることができなくなって、残りの3kmはトボトボ歩いてゴールした。

残り3kmが永遠に思えて、耳から聞こえる応援ソングだけが虚しく流れていた。

一応30kmゴールしたが達成感や喜びはないし、走れなかった悔しさも全然なく、ただただ無気力になってしまった。

走れなくなった原因は、完全にエネルギー切れ

後から調べると
僕が30km走るのに使うエネルギーは2173キロカロリーだったが、人が体に蓄えておけるエネルギーは1500〜2000キロカロリーしかないらしい。

つまり、エネルギーが0になってしまったというわけ。

ランナーが走っている最中に、水分や栄養補給をする意味がわかった。

その後、焼き芋を補給をして脳が正常になった僕は「1週間後、フルマラソン走れるんか…プラス12kmもあるんやぞ」とちゃんと絶望した。

フルマラソン当日

30km走ってから1週間経ち、迎えた3/3(日)フルマラソン当日。

ランニングを始めてからは約1ヶ月半。

最初フルマラソンを走るときめた時の目標は完走すること。

でも、毎日走る中で欲が出て4時間以内に走ること(サブ4)を目標にした。

調べると、4時間以内で走れるのは全体の20%らしい。

1週間前に30km走れなかったにもかかわらず、図々しい目標だと思う。

僕は当日が近づくにつれて、しっかり緊張していた。
一丁前に、ここで結果を残すと意気込んでいた。

レースにはたくさんのランナーがいて、5,200名ほどがエントリーしていたらしい。

42.195kmを走ろうというクレイジーなチャレンジャーが5,200名もいることにビックリした。

僕は受付を済ませ、Cブロックで準備をした。

スタート2分前の様子

開始時刻の10:40が近づくにつれ、緊張感が高まっていった。
ドキドキ。

いよいよ始まりそう…3、2、1…パァーン!!

スタートの合図が鳴った。

しかし、ランナーたちがギュウギュウに詰まっていて前に進まない。
おーい、前の人たちよマジで速く走ってくれ!と思った。

少し経ち前方が開けると、僕はダッシュで4時間で走るペースランナーを探してついて行った。(ペースランナーとは決められたペースで走ってくれる運営の人)

僕が今回決めていたのは、最後まで一定のペースで走ること。

YouTubeで調べていると、多くの人が最初から最後までペースを変えず走ることを推奨していたからだ。

なので、ペースランナーを見つけてついて行こうと思っていた。

でも僕はなんかこのペースだと走りにくいなと思って、途中からペースランナーを追い越して先を走っちゃった。てへ。

その調子でマイペースに5km、10km、15kmと走り進めた。

20kmくらいになると足首が痛くなったりして「キツイなぁ、あと半分あるぞ」と思いながらも

周りの方々の応援や、栄養補給のおかげでメンタルは全然大丈夫だった。

走りながら黒豆おにぎりやバナナを食べたり、おやつをもらうくらいの余裕はあった。

そして、ついにやってきた「魔の30km」

ここまではもちろんハードではあるものの、前回30km走ったよりも調子良くきていた。

でも30kmを超えると足の痛みが強くなりかなり疲労も溜まってきた

そんなつもりはなかったが、足幅も狭まり足は上がらなくなってペースも少し落ちてきていた

そうこうしているうちに、序盤で追い越していたペースランナーに34km地点で追いつかれ、焦ってきた。

「ペースランナーに抜かれたら、4時間でゴールできない…マジでヤバい…」

ヤバイと気持ちでは思うものの、足が痛くて今より速く走れない

そんな時にこんなことが思い浮かぶ。

「走るのやめればいいやん」

「初めてのフルマラソンやし、完走できるだけで十分やで」

えぐいて、精神攻撃。

本当にやめて欲しい悪魔の囁き。

「やめればいいやん」vs 「絶対諦めない」で100回くらいは脳内バトルした。

僕はそんな時にいつもこう思う。

「これでやめたら、死ぬ」

これは物理的に死ぬという意味ではなく

「今この瞬間に頑張りきれないヤツは、一生何も頑張れずカスみたいな人生でジエンド」

ということ。

それだけを思って、僕は最後8km頑張った。

最後はもはや肉体ではなく、気合と根性だけ。

あと5km,4km,3km…

ゴールは近づくけど、まだたどり着かない。

くっ!あと2km…!早く終われ!あと10分くらいか!

あと1km…!長いっ!あと1kmが長い!

あと500m…!くそ!まだか!長すぎやろ!!

ゴール見えた!あとちょっと!でもこれ以上速く走られへん!

ラストスパート!とりあえず足を回せ!

ゴール!!

4時間のペースランナーより、ほんのちょっと先にゴールした。

ということは…

4時間切り!!

やった!やった!やったーーー!
サブ4や!やったー!最高ーーー!!

本当に嬉しかった。

走り終わり、膝が痛くてガクガクでヨロヨロになっていたが、喜んだ。

1ヶ月半毎日走った甲斐があったと思った。

その後ランナーに配られる温かいシシ汁を飲んだが、美味しいかった以外記憶がない。

🏃‍♂️🏃‍♂️🏃‍♂️💨

最後まで読んでくださりありがとうございます!

今回のフルマラソンで得たものは

やれば、できるということ

です!

よく言われることですが、身を以て実感しました。

食事制限して9kg体重を落とし、毎日走り続けたことが功を奏してサブ4達成できたと思います。

体重の変化
1月のランニング距離
2月のランニング距離

僕は立派な結果を出さないといけないと思い、いろんなことに手を出して中途半端になってしまいがちですが、

焦らず決めた目標を1つずつ着実にクリアしていくことで、いい人生を作ろうと思いました。

あと、毎日走ることで日々の充実感を感じたり、規則正しい生活が送れたりしています!

運動あまりしていない方や、生活習慣が乱れがちの方は手軽にランニングを始めてみてはいかがでしょうか!?

🏃‍♂️おまけ🏃‍♂️

フルマラソンって5,200名もエントリーするのか、おもしろくないな。

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