最終章🔥激辛戦記🔥〜さらばCoCo壱20辛〜
僕はチャレンジャーである。
まだ自分が辿り着いたことのない極地を追い求め、挑戦を続ける。
これまでも、これからも。
僕はCoCo壱番屋の20辛に挑戦する。
なぜそんなことをしているかは、こちらの記事を読んでいただきたい。
上の記事の通り
僕はCoCo壱カレーとの激戦を繰り広げている。
2辛から始まった戦いは4辛、7辛、8辛、10辛へとステージを上げ
激闘の末、15辛を打破した。
そして今日
CoCo壱番屋で最も辛いとされている20辛を食べ、2023年夏から始まった激辛の戦いに終止符を打つ。
「もう二度とCoCo壱を食べない」という縛りを自ら科して.…
ついに挑む20辛。
厨房から店員さんへと受け渡された20辛は、僕の座るテーブルへと運び込まれる。
「こちら20辛です」
来た。ついに来た。
今、目の前にラスボス20辛が鎮座している。
脳内では
巨大なカレーが僕を見下しているように見えた。
見た目は、通常のCoCo壱カレーより赤黒く粘度が高そうだ。
匂いは鼻を刺すようにツンと辛く、食べる前から口が辛く体からは汗が出ていた。
圧倒的な威圧感に僕は唾を飲んで、覚悟を決めた。
「いただきます」
カレーとご飯を半分ずつほどスプーンにのせて、口に運ぶ。
.…辛い!
辛いと分かっているものに「辛い」という第一声は無粋かもしれないが、辛い。
しかしどうだ.…
食べ進めることができる。
もちろん食べれば食べるほど辛さは増し、辛さによる口内と喉のダメージは受けているのだが食べ続けてられている。
..…
僕はすでに強くなっていた。
これまでのCoCo壱激辛カレーとの激戦を経て
僕は辛さに強くなっていたのだった。
次から次へカレーを口に入れる。
モグモグモグ
ゴキュゴキュ
モグモグモグ
ゴキュゴキュ
食べるペースは衰えず、ついに最後の一口に。
この一口で世界が変わる!
「これで終わりだ!おりゃぁぁぁぁ!」
口の中へ最後のカレーを放り込む。
「パクッ」
「ぐぅぁぁぁぁぁ!」
カレーの断末魔が走る。
「うっ…最後まで食べてくれてありがとう….辛さの先を..目指せ…」
そう言うと、20辛カレーは目の前から消えた。
完食だ。
僕はついにCoCo壱激辛の頂点20辛を撃破した。
見てくれ、こもなんとも言えない表情を。
長きに渡る激戦に勝利し
もう二度と行くことのないCoCo壱を背に
仕事へと戻った。
...…
あれから、どれくらいの月日が経っただろうか。
今でも20辛の残した言葉を思い出す。
「辛さの先を目指せ」
これは20辛が残した僕への呪いだ。
「ふっ、いっちょやってやるか!」
僕の視線は味仙へと向いていた。
完・🔥激辛戦記🔥〜CoCo壱編〜
次回「🔥激辛戦記🔥〜新章 味仙編始まるかも〜」
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