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未来の芽:ロボット(AI)移民(その1:背景)

単なる思いつきのアイデアを未来の芽としてまとめていきたいと思います。初回はロボット(AI)移民です。
最近日本のGDPが4位になるというニュースがありました。

暗い話ばかり続いているように思いますが、これは日本が超少子高齢化社会になっているからです。稼いだお金が右から左へ高齢者などに流れているからです。そして自分もいつか高齢者になります。

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人口ピラミッドを見ると一目瞭然でこれは2025年の人口ピラミッドです。団塊の世代を支えるのも大変なのに、将来僕ら団塊ジュニアが子どもたちの足を引っ張ることは容易に想像がつきます。
では僕ら団塊ジュニアを含む現役世代が頑張っていないかというとそうでもなくて、けっこう頑張っています。
次のURLはPDFですが、ここに現役世代の一人あたりGDPが出でいます。これを見ると生産年齢の実質一人あたりGDPは1.5%とのことです(全体は0.7)。通常の数値の倍以上頑張っている。

https://www.iima.or.jp/docs/column/2017/0206_2_j.pdf

この状態を改善するには、年金世代などの受取る人口以上に稼ぎ手を増やす必要があります。そのため、こういった国では移民の話が出てきます。移民を増やせば、稼ぎ手が増えるために、社会保障費や税負担を増やさずに問題を解決できることになります。
移民政策は2つ方向性があります。1つ目は裕福層や専門職などの優秀人材を呼び込む方法、もう一つは広く移民を受け入れる方法です。日本は外国人労働者という名目で実質的に広く移民を受け入れているような状況のようです。
移民には日本や各国の国民性の問題などあり、問題の大小や色の濃淡以上に色々な問題が広く取り上げられやすい状況になります。
政治問題化しやすいため、日本ではきちんとした移民政策が取りづらい状況にあるように思います。
一方、近年ChatGPTを始めとする生成AIが急速に発展してきています。生成AIは近いうちにIoTと連結して身体性を持つと言われています。

つまり、鉄腕アトムとかドラえもんです。宗教的なものもあるのか欧米に比べると日本はロボットとの相性が良いようなのです。最近の映画で『ザ・クリエイター/創造者』というものがあります。

この映画は「アメリカ vs アジア人+AI」といった構図のようなのです(まだ観てないのでなんともですが)。

一方、生成AIに関しては、次のようなニュースが有りました。

肌感覚としてはこのくらい生産性は上がるだろうなという感覚はあります。個人や中小で働いている場合は、この6割分を他の業務に振り分けられると考えますが、経営者としてみると、6割分人件費減らせるんでないの?と見えてしまいます。
そうなると随分人が余ってしまいそうです。会社の稼ぎは維持できるけれど、人の稼ぎは維持できなくなる。つまり格差が広がるという事態が更に加速されるわけです。
ここでやっとタイトルのロボット(AI)移民に戻るわけです。ロボットやAIを効率化の道具として活用して、業務効率化を図り、人件費を削減する方向ではなく、ロボットやAIを導入することで人件費が増えるような施策にすることで、ロボットも人も稼ごうねという方向の話です。
色々副作用はありそうですが、まずはこの考えをベースに考えていきたいと思います。

続きで具体的な内容を考えてみます。

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