見出し画像

本の棚 #42 『世界は自分一人から変えられる』

『世界は自分一人から変えられる』
〜貧困と環境破壊をビジネスで解決した男の物語〜
阪口竜也

自分の将来はどうなるのか

そう考える人はたくさんいると思うけど

この世界、地球はどうなるのか

本気で考えている人はどれくらいいるだろうか。

これまでの時代において

経済の発展によって地球環境はどんどん悪化し

子供のころに遊んでいたきれいな海は

なんだか変なものが浮かんでいる…

だから経済やビジネスの話になると

大量生産、大量消費などが頭に浮かび

地球環境に対してはマイナスなイメージを

もってしまう、そんな感覚がぼくにある。

けれども阪口さんは

貧困、環境破壊をビジネスで解決していく。

ボランティアでもなく、非営利組織でもなく

これまで環境に負荷をかけ続けたビジネスで。

実際に阪口さんは

「SDGsビジネスアワード大賞」を受賞され

まさにビジネスで地球を救う経営者のひとりだ。

本書で明かされる話は

自分の現状に小さな不満をかかえながら

それでも「なにか生きた証を残したい」

そんな思いをもった人に読んでもらいたい。

みんながみんな、そんな思いをもっているとは

考えていないけど、

みんながみんな、そんな思いをもてたらいい。

そんな世界がくるかもしれない。

−−−−−−−−−−−−−−

経済もそう。人もそう。すべてはどこかでつながっている。

「一事が万事」

すべての行いはいつかどこかでつながって

自分自身にかえってくる。

ただし善い行いをしたらからすぐに

見返りを求めるのは傲慢だ。

悪い行いがすぐにとがめられなかったとしても

その後ろめたさを引きずって生きていくことに

変わりはない。

大学卒業前に原付きで2000㌔の旅をした。

そのときにも感じて、ノートに書いた。

「縁は円である」

ご縁は円のようにまぁるく繋がっている。

ぼくはそのときに感じたこのことばを

ずっと忘れないで覚えている。


大人になっても、心はいつでも子供の時思い描いたそのままで、それでいい。

「やりたい」と思ってから

実際にやり始めたことはあるか。

30代、40代と歳を重ねていくにつれて

「やれない理由」を、つまり「言い訳」という

堅くて重たい鎧を身にまとって

「やっぱりやめておこう」

そんな選択の癖がついてきていないか。

子供の時を思い出してみよう。

あのときとは時代も状況も違うだろうけど

やりたいと思ったらすぐにやってたんじゃない?

やる前にどうのこうのと考えるのではなく

やって、やりながら考えて、失敗しても

あきらめずに、別の方法で挑戦する。

そうやって「一日一時間」と決められていた

ポケモンのゲーム(赤と緑世代ね)を

親の目を盗んで、なんとかやり続けたじゃないか。

余計なことを考えずに自分のやりたいに素直に。

そんな人に協力者はあらわれるんだと思う。

あなたは、どこに自分の人生の目的を置くのだろうか?

別にみんなが世界を変えよう、なんて

考えなくていい。

それぞれの人生の目的をどこに置くか…

となりにいる人や家族を幸せにする

それでもいい。

会社に貢献してその理念やビジョンを叶える

それでもいい。

自分の地元に明るい未来を。

それでもいい。

人生の目的はだれかから、どこからか

自然にふってくるようなものではなく

自分で定めるものだ。
(もちろん変更してもいい)

そこに向かって今を生きているという人は

とても魅力的だと、ぼくは感じる。

−−−−−−−−−−−−−−

#読書 #推薦図書 #貧困 #環境破壊

#ビジネス #SDGs #みんなでみらいを

#米ぬか酵素洗顔クレンジング #阪口竜也

この記事が参加している募集

推薦図書

サポート頂いた分は全て書籍代として本屋さんに還元します!