本の棚 #84 『コミックでわかる 20代から1500万!積み立て投資でお金をふやす』
『コミックでわかる 20代から1500万!積み立て投資でお金をふやす』
原作 田中唯
マンガ anco
お金の勉強を始めてから
徐々に理解度は上がり、奥さんもたくさん本を
買って読むようになっている。
「これって20代のころに知ってたら…」
なんて話題になることもあるくらい
早く学習して、実践しておくことが大切で
それは長期投資における「時間」という
大きなアドバンテージに気づいたからこその
後悔のようなものと言えるだろう。
とはいえ30代でも40代でも50代でも
決して遅いことはない。そう思っている。
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預貯金によってお金が減ることはあっても増えることはない
減るの?!
雀の涙ほどの利子でほぼ横ばいだと思っていたが
インフレにより物価が上昇すると…どうなるか。
例えば年2%のインフレが10年続くと…
(日本は毎年2%upを目指している)
現在の100万円は、なんと82万円の価値となる。
ただ単に「貯める」という行為に
安心を覚えていると、おかしなことになりえる。
まずは今のお金の価値は今後も変化する、
ということを知っておくことだ。
「勇気を持って前に踏み出す」
「リスク」の語源はイタリア語のリスカトーレ
日本だと「危険」という意味に取られがちだが
本来の意味は「勇気を持って前に踏み出す」
というポジティブなもの。
なぜかネガティブに捉えられている言葉「リスク」
それと同時に「お金」についても
いやらしさを感じてしまう人はまだ多いだろう。
しかし現代では個人個人がお金について
学習を深めて、うまく付き合っていくことが
人生を生きやすくする術となる。
投資の鉄則は「長期」と「予測しない」
投資と投機は異なる。
将来の値動きを予想した瞬間に
投資ではなく、一か八かの投機になるのだ。
誰にも予想はできない、プロでも正確に当て続ける
ことはできないのだから。
長期でやる、予想しないを鉄則とすることを
著者は鉄則としている。
支出をNEEDSとWANTSに分ける
どこから投資資金を??と問われれば
手持ちの資金か給与(定期収入)となる。
20代なら大体が給与から、となるだろうが…
どうやって捻出するの?
そこで著者がすすめている支出の管理方法の登場。
「NEEDS&WANTS法」
①まずはすべての支出を書き出す
(ノートでもスマホでもOK)
②下記の2つを色分けする
NEEDS→絶対に必要だった支出
WANTS→大して必要ではなかったが欲しかった支出
③WANTS支出の額を減らす
例:5万円→3万円にすると2万円が余る
※全てを削るとストレスが大きいので注意
④この2万円を毎月続けると…
年間24万の投資が可能になる!
まずは自分にとって無理のない範囲をつかむこと。
著書にはここから
「分散投資」
「年代別投資との向き合い方」など
一般的な家庭レベルでストーリーが描かれているため
とてもわかりやすく、マンガだからかスイスイ読めてしまう。
活字ばかりの本はちょっと…という人には
おすすめできる本である。
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