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音楽や映画・ドラマ等について、個人的な感想など書いていきたいと思います。 読みづらい箇…

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音楽や映画・ドラマ等について、個人的な感想など書いていきたいと思います。 読みづらい箇所などあるかと思いますが、よろしくお願いします。

最近の記事

『Past lives パスト ライブス/再会』

4/5公開、セリーヌ・ソン監督の『Past Lives』早速観てきましたが、非常に良い映画でした。簡単な感想を書いていきたいと思います。 基本的には主人公2人、そしてもう1人の会話劇で、韓国の仏教の考えにあるイニョンという「縁」という考えがストーリーの基盤としてあるのですが、ただ初恋の2人が再会して、ロマンチックな関係になるストーリーではなく、何か特別な関係になり得る感じがする2人だが、そもそも別の人生を歩む2人の現在地での視点や言葉にはできないけど感じる気持ち、違和感や痛み

    • Tierra Whack『World Wide Whack』

      リリース日:2024年3月15日 米フィラデルフィア出身のアーティストTierra Whackの最新作にして、待ちに待ったデビューアルバム『World Wide Whack』が3月15日にリリースされました。今回はこの作品について現時点での感想や周辺情報を書いていきたいと思います。 2018年にリリースされた『Whack World』は、一曲1分で15分で聞けるアルバムとしても話題になりましたが、彼女のSNSでの投稿をみるに、今作が一作目のアルバムにあたるとのこと。『Wh

      • Schoolboy Q 『Blue Lips』

        リリース日:2024年3月1日 SZAやAb-Soul(以前はKendrick Lamarも在籍)等を擁するアメリカのレーベル、Top Dawg Entertainmentに所属するSchoolboy Qの新作の感想です。 まだ歌詞は全然読めてないですし、私個人的にラップ、ヒップホップの聞き方もまだ良くわかってないとは思いますが、とても良い作品でした。 特に個人的にも以前から気になっていたRico Nastyが参加している「Pop」から「THank god 4 me」 の

        • MGMT『Loss Of Life』

          アメリカ出身のバンドMGMTの新作について書いていきたいと思います。彼らにとって通算5枚目となるアルバムです。 個人的に彼らがデビューした頃から好きになり、距離感は変わりつつも、ずっと追っているバンドです。 本人たちにとっても思いがけないことだったかもしれませんが、デビュー時は注目新人のような存在で注目を集めていたMGMTですが、作品を重ねる度にチャート的には縮小傾向にはあるものの、作品毎に変化しつつ、(特に前作以降)安定して良い作品を発表している印象です。 最近も前作収録

        『Past lives パスト ライブス/再会』

          The Smile『Wall Of Eyes』

          今作はとても良くて、個人的にはアルバムとしては前作より繰り返し聞いてます。「Friend Of A Friend」や「Bending Hectic」は本当に名曲ですよね。昨年から発表されていた「Bending Hectic」は、歌詞も含めて、個人的にも今年のベストソングです。 トム・スキナーの叩く音が一音一音しっかりと鳴らされ、軽快ではあるが、もたついてるとまでは言えない独特のタイム感で刻むビートは本当に聞き応えがありますね。

          The Smile『Wall Of Eyes』

          Norah Jones『Visions』

          お久しぶりです! 今回は、Norah Jonesの通算9作目である新作について書いていきたいと思います。 まず今作は非常によかったですね! 私は彼女の熱心なファンとまでは言えませんが、新作が出る度にチェックして、陰ながらずっと好きで聞いているアーティストでもありました。 私個人の独断と偏見混じりの感想ですが、彼女の音楽を好きな理由として、作品毎で音楽的な試みが感じられるところです。うろ覚えですが、以前見たNHKの番組でも言っていたような気がしますが…、1stの頃は自分で書

          Norah Jones『Visions』

          The Vaccines『Pick-Up Full Of Pink Carnation』(2024)

          お久しぶりです。 今回はイギリスのバンドThe Vaccinesの今年リリースされた新作『Pick-Up Full Of Pink Carnation』について書いていきたいと思います。 2011年に1stアルバムをリリースし、当時は日本の音楽雑誌などでも、2010年前後のイギリスのロックシーンが冬の時代に入っていたとされる時期の救世主のような存在で、Viva Brother等と共に取り上げられ、ハイプ的な盛り上がりもみせていたような覚えもありますが、彼らも今作で6作目のアル

          The Vaccines『Pick-Up Full Of Pink Carnation』(2024)

          2024 期待の新譜

          あけましておめでとうございます! さて新年を迎え、年間ベストの時期も終わり、各メディアも今年期待の作品リストを発表していますが、私も個人的に楽しみなものを選んでみました! 随時更新していきますので、宜しくお願いします。 1. Kid Cudi『INSANO』 1月12日  まず初めに紹介したいのは、昨年の来日公演も記憶に新しいと思いますが、Kid Cudiの通算9作目となるアルバム『INSANO』です。 最近では「X」、「Don't Look Up」、「We Are Who

          2024 期待の新譜

          #16 Gossip「Crazy Again」

          こんにちは  今回はアメリカ出身のバンド、Gossipの11年振り!となる新曲について書いていきたいと思います。彼らは2016年に一度解散をしていたのですが、2019年に4thの10周年記念で再結成、ツアーを行い、その流れで、リック・ルービンの助言もあり、新作を制作、そして、2024年3月24日に『Real Power』をリリースすることが発表されています。そして、このアルバムのプロデューサーもリック・ルービンが努めているそうです。彼らのリック・ルービンとの繋がりとして、メジ

          #16 Gossip「Crazy Again」

          #15 FPA『Princess Wiko』

          こんにちは! 早いものでもう年末ですね!もうすでに発表されているところもありますが、各メディアの年間ベストも発表される時期で、それもこの時期の楽しみの一つですよね!そして、皆さんも各々で今年聴いた新作を振り返る時期なのかなとも思うのですが、私も今年を振り返ってよく聞いたFPAの『Princess Wiko』について書いていきたいと思います。しかし、書いているこのタイミングまで、気づきませんでしたが、なんと2年前の2021年リリース!ということで、大丈夫かな俺?と不安になりまし

          #15 FPA『Princess Wiko』

          #14 Björk & ROSALÍA「Oral」

          こんばんは 今回は11月21日にリリースされたBjörkとROSALÍAのコラボレーションシングル「Oral」について書いていきたいと思います。  この曲は、アイスランドで行われているオープンペン養殖という鮭の養殖により環境や自然の生態系に悪影響を及ぼしていることに対するチャリティーソングとして発表されました。今作の収益は、「aegis」というその問題に対して活動を行っている団体に寄付されるそうです。  私はbjorkの作品をずっと追ってきたわけではないですが、聴いてみると非

          #14 Björk & ROSALÍA「Oral」

          #13 The National『Laugh Track』

          こんにちは! 久しぶりの投稿となりましたが、今回は米ニューヨークを拠点に活動するThe Nationalの通算10作目となる最新アルバム『Laugh Track』について書いていきたいと思います。 前作『First Two Pages Of Frankenstein』が4月にリリースされ、約5か月ぶりの新作ということで、2023年内に2枚もアルバムをリリースしてくれて、ファンとしてはとても嬉しいことだと思いますが、同時期のセッションで作成された楽曲だそうです。その為、音楽性的

          #13 The National『Laugh Track』

          #12 Olivia Rodrigo 『GUTS』

          こんにちは! 今回は、9月8日にリリースされたばかりのOlivia Rodrigoの2ndアルバム『GUTS』について書いていきたいと思います。  いきなり安直な感想になってしまうが、彼女の書く歌詞は、とにかく本当に面白い。面白いというのは、興味深いというより、笑えるというか。(もちろん笑えるだけではないが)しかし、そのベースには、自らの不安や焦り、失敗、後悔、反省、社交不安や恋愛、ある人に対する恨み、嫉妬など、複数の感情や考えが感じられる。今年の2月に20歳を迎えた彼女の

          #12 Olivia Rodrigo 『GUTS』

          #11 Sigur Rós 『ÁTTA』

          こんにちは! 聴いた作品、観た作品について自分の感想を書く、アウトプットをする習慣をつけるということを目標としつつ、だいぶ間隔があいていましたので、今回は感想というよりも、メモといってもいいような簡単な内容になってしまいますが、書いていきたいと思います。 今回は、アイスランド出身のSigur Rosの、なんと前作から10年ぶり!となるアルバムについて書いていきたいと思います。 今作で8枚目となりますが、今年初めごろにアルバムが出ること、一時脱退していたメンバーが復帰するとニ

          #11 Sigur Rós 『ÁTTA』

          #10 never young beach『ありがとう』

          みなさんこんにちは! ついにnever young beachの5枚目のアルバム『ありがとう』が先日リリースされました。 前作をリリースして今作までの期間、「やさしいままで」など定期的にシングル曲がリリースされたり表だった活動はしていましたが、メンバーの阿南さんが脱退されたり、今後3人になってどうなるのかと思っていましたが、ライブでサポートメンバーとしても加わっているギター岡田拓郎さん、下中洋介さん、Key/Pfとして香田悠真さん3名のミュージシャンが、今作から作品制作にも加

          #10 never young beach『ありがとう』

          #9 Headache『The Head Hurts but the Heart Knows the Truth』

          リリース日:2023年5月31日 レーベル:PLZ Make It Ruins こんにちは! 今回は、Headacheというアーティスト名の新作について書いていきたいと思います。  Instagramでフォローしているdawn.というイギリスのエージェンシー?のアカウントの新作紹介で偶然知り、プロデューサーとしてVegynの名前があったので聞いてみました。初めて聞くアーテイスト名だったのでネット等でも情報を調べてみましたが、写真等も含めて情報は全然見当たりませんでした。後に

          #9 Headache『The Head Hurts but the Heart Knows the Truth』