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中田敦彦のYouTube大学 ~現代の世界地図 編~

【はじめに】
この記事では、中田敦彦のYouTube大学の動画の中から、現代の世界各国・地域にスポットを当てたものをピックアップし、エリア別に纏めています。題して『現代の世界地図』です。

ちなみに、世界的な「未来(予測)」に関しては、別途記事がありますので、そちらも合わせてお楽しみ下さい。(↓)

0.現代の世界

(2019/05/20)【世界史⑩/2019版】

まず、令和の現代に至るまでの歴史と、第二次世界大戦後の世界に残る紛争の火種を総ざらいしましょう。2019年5月、チャンネル発足1か月あまり後に公開された「世界史の授業」の最終章(10回目)です。

現代の紛争の火種を、せめて第二次世界大戦後ぐらいのスパンからは見ていこうというのがこの動画の優しいところ。全テーマで、現代に至る経緯にフォーカスをするあたりは、その後の動画にも活かされているノウハウです。

(2019/06/05)【日本史11】完結編

続いて公開された「日本史」の授業の完結編は、大政奉還から朝鮮戦争まで戦争に次ぐ戦争の近現代史でした。そして、これらの戦争を通じて、『何が正義で、何が悪なのか分からなくなる』と締めのコメントを始めます。

15分過ぎ:中田「正義はどこにあったんだ、これを考えるキッカケになるのが、そしてこの先だよね。この後も現代の経済とか今の社会とか現代の偉人伝、今起きているのって何の戦争? どことどこが派遣争ってるの? ニュース見てたら何となく分かるじゃないですか。そういうことを考えるキッカケのベースになるんじゃないか。」

今の10分の1以下、30万登録を突破した動画の時から、このスタンス・姿勢は変わっていません。早速、見ていきましょう。まずは、日本と隣接する国々から。

1.東アジア

①(2019/08/29)【韓国&北朝鮮①】

まずは、Good/Bad数からも「賛否」が真っ二つに分かれた朝鮮半島から。何本か動画が出ていますが、今回まずは「南北」の両国を対比したシリーズのリンクを貼っておきます。

極力、中立な立場を保って、理解の一助となることを目指したと語る本人の姿勢は、そのホワイトボードの文字数の多さからも伺えましす。もちろん、出典となる書籍の内容を精査する必要はありますが、それを求められているのは、我々に対してかも知れません。

②(2019/09/02)【香港と中国①】〜中国現代史~

ちょうど香港デモが加熱していた頃の動画で、タイトルには「香港」とあるだけですが、内容を見ると「中国」にまつわる懸案がほぼ網羅されてます。

①「中華人民共和国(中国/共産党)」と「中華民国(台湾/国民党)」
「香港」(2019年「逃亡犯条例改正案」デモまで)
のみならず、
②「新疆ウイグル自治区」
③「チベット自治区」 にも言及しています。

②-2(2020/06/27)【中国デジタル革命】

こうした体制的な問題点は様々ありますが、文字どおり「大国」、そして、「超大国」を伺う中国の、参考とすべき点は参考にすべきでしょう。

そのうちの一つが「中国デジタル革命」の動画で掲げられているイマです。

少なくともこれからの時代必要となるのは、古代の遣隋使・遣唐使や、近代の岩倉使節団などの歴史にも裏打ちされている姿勢。『偏見を捨てて、異国に学ぶ』スタンスではないでしょうか。

②-3(2021/09/07)【習近平と中国共産党】

そして、隣国として把握しておくべき「中国共産党」と国家主席・習近平の半生を紹介する動画。中華人民共和国の国家主席などの任期が撤廃されて、習近平氏の治世が続くと予想されるからこそ、知っておくことが大事です。

③(2019/09/06)【ロシアと北方領土】

チャンネル登録者数が急増する中、さらにテレビでも取り上げられにくい所「ロシアと北方領土問題」が取り上げられます。

副題に『隣の国だけど?謎に包まれた国ロシアとその歴史』とあるとおり、まずは海を挟んでの隣国「ロシア」の基礎情報から始まり、名前だけは良く聞く「ソ連・ロシアのトップ」の紹介、そして『北方領土問題』のこれまでの経緯について概要が纏められています。

2.東南アジア

続いて、東アジアの次に近いにも関わらず、各国の区別が殆ど付いていないであろう「東南アジア」についても、国別に丁寧な動画が上がっています。

①(2019/09/12)【東南アジア①】

まずは、東南アジアとは何か国あって、どこにどういう名前の国があるのかのおさらいから入る所がやはり優しい。ブロック地図で抑えときましょう。

かつては大日本帝国時代に占領をし、戦後はそれらの国々との関係改善に努めてきた日本。しかし、超大国アメリカや、中国からの圧力が掛かるのは、今や日本も似た境遇かも知れません。

②(2019/09/14)観光大国「シンガポール」の歴史

(2021年)現在は【非公開】となっている【東南アジア③】は、あっちゃんが移住をした「シンガポール」の歴史です。「明るい北朝鮮」などと発言していたことは覚えていますが……しばらく非公開のままかも知れませんね。
まあ、わざわざ単発の動画を示さなくても、「シンガポール」の現在については、今、あっちゃんの生活を通じて垣間見えるのではないでしょうか。

後に、あっちゃんが「シンガポール移住」を決意することとなる「リー・クアンユー」については、動画がアップされていますので、そちらも是非に。

③(2019/09/15)マレーシア&インドネシアの歴史

「シンガポール」編が非公開となっているため、途中からって感じになっていますが、この「マレーシア&インドネシア」も、詳しく知らない国々を、少し詳しく知るキッカケになって欲しい動画です。

④(2019/09/16)タイ&フィリピンの歴史

⑤(2019/09/17)カンボジア&ミャンマーの歴史

ホットな話題となるミャンマーの「ロヒンギャ問題」などについても、この2019年の段階で触れていました。

⑤-2(2021/05/01)【ミャンマー・クーデター】

それから約2年後の2021年、ミャンマーで「軍事クーデター」が起きます。

この動画で考えさせられるのは、「憲法」の重要性です。やはり法律というのは、しっかりと見極めないと、ある特定の層に有利、多くの国民に不利となってしまう恐れがあるのだなと感じました。

3.中東

(2019/09/08)【中東と紛争】

そもそも、「なぜ中東では紛争が絶えないのか?」という投げかけに始まる動画が「中東と紛争」です。

・ソ連のアフガニスタン侵攻
・イラクのクウェート侵攻
・アメリカでの同時多発テロ事件
・アラブの春とシリア内戦

の4ブロックに分け、ここ半世紀の中東の歴史を振り返っています。その後に待っていたのが、バイデン大統領によるアフガニスタンからのアメリカ軍の完全撤退です。

(2021/08/31)タリバンとアフガニスタン

タリバンが首都カブールを含め国全体を制圧した2021年。ニュースでは連日報道されるも、状況がイマイチつかめないという日本人のための動画がこの『タリバンとアフガニスタン』です。

なぜ分からないかと言えば、数十年前からの歴史が分からないからだ、と。1970年代から現代に至るまでの「アフガニスタン」の歴史が見えてきます。

4.アフリカ

(2021/07/03)【超加速経済アフリカ】

「未来予測」のような動画ではありますが、すでに「近未来」が現代として『リープフロッグ』しているアフリカ大陸。

『FACTFULNESS』で、一口にアフリカ大陸と言っても国によって様々なことが取り上げられていましたが、今や、インフラの遅れを『蛙跳び』のごとく取り戻し、「シリコンバレーの実験場」となっている国もあるなど超加速。モバイルマネーやドローンの普及などでは、日本はむしろ後塵を拝し始めているのかも知れない。それが「アフリカ大陸」のイマなのです。

5.ヨーロッパ

(2019/09/04)【EUとイギリス】イギリスのEU離脱

21世紀のヨーロッパは、「EU(ヨーロッパ連合)」に始まりました。それが20年を経て、「イギリスのEU離脱」という現代に至ったのです。

既に過去のトピックに感じますが、『財政&通貨危機』や『難民問題』での「宗教と民族」や「自国第一主義」の加熱は、何もイギリスだけに限った話ではなく、世界各国そして日本にも振りかかる大きな懸案・問題事項です。

(2020/03/08)【未来予測③】2030年の世界

そんな世界各国が2020年代に推進を加速させる「SDGs」において、ヨーロッパ諸国はどう立ち向かっていくのか。それが「ヨーロピアン・スタイル」と形容されている“歴史・思想・ブランド”の強みを活かした生き残り戦略

アメリカはあくまでも“新大陸”だった訳ですし、中国も歴史が古い様でいて「断絶」が繰り返されています。連綿と続く「歴史」という観点では、日本やヨーロッパに一日の長があります。

そして、産業品質的に新興国の中国に対して、日本製品への信頼感に基づくブランド力というのは未だ捨てたものではありません。それはヨーロッパの国々も同じです(自動車メーカーなどは特にそうでしょう。)

実は「SDGs」というのは、ヨーロッパが主導権を取りたいゲームであり、アメリカや中国などは独自の戦略で利益を寡占しようと考えているのです。

6.アメリカ

(2019/11/03)〜世界大戦&現代のハイテク戦争〜

アメリカ通史の最後(3本目)に描かれたのが、第二次世界大戦以降のアメリカです。「VS共産主義」の朝鮮戦争やベトナム戦争、「VS中東」湾岸戦争やアフガン戦争、イラク戦争を経ての超大国アメリカを振り返る動画です。

(2019/11/12)【アメリカ・シリコンバレー】

シンガポールに続く「エクストリーム世界紀行」第2弾が、アメリカはシリコンバレー。コ口ナ禍の半年前の「アメリカのイマ」が詰まっていました。

(2021/01/19)【2030年の未来予測】

未来予測の動画は、もちろん、「未来」を予測することが目的なのですが、そのスタートはすべて『現状』紹介から始まります。今、実際にこういったことが実現に向けて研究されています。今、ここまでは出来ています! というのが、まさに世界にとって最先端な「イマ」なのです。

交通革命の「空飛ぶライドシェア」や「自動運転ライドシェア」などは既に実用化に向けた段階に入ってきているそうですし、日本でも「無人決済」のコンビニが試験オープンすることなどが話題となっています。

「近未来」はいつまでも「未来」ではないということを最後に押さえておきましょう。政治だけでなくテクノロジー・ビジネス・生活も、皆さんが学生の頃に習った教科書とは激変を遂げているのですから。

【おわりに】

さあ、これから先の未来については、冒頭にもご紹介をした『未来予測』の記事&動画をお楽しみ頂ければと思います。以上、Rxでした、ではまたっ!


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