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「MonsterParty」に行った日

ようやく仕事が落ち着いてきたので、早引きして、喫茶店でソシャゲをしつつ、本でも読もうかなと裏路地をふらふらしてたら、変わったお店を発見したので入ってみた。

メイド喫茶の亜種だろうけど、コンセプトがピーキーすぎる。
だが、Wi-Fiもあるし、休憩するにはちょうどいいかもしれない。



ということで、入ってみると……




どーん


私は一時期、オカルト研究に勤しんでいたことがあり、色んな目撃情報を調べたり、聞いて回っていたことがあるのだが、いつも思うのは「なぜみんな幽霊や、異形のものを発見したとき、捕獲しようとしないのか、せめて、スマフォで撮影するくらいはできるだろう」ということだった。

なので、私は幽霊や、UFOや、異形のものを見つけたら、捕獲ないしは、写真や動画に収めようと心決めていたのだが、本日、ちゃんとやりとげることができて、ひとつの責務を全うした気持ちになった(捕獲はできなかったけど)

そんな気分になってしまうくらい、立派な一つ目娘がお店にいた。
(写真撮影は自由で、SNSへのアップなども大丈夫とのこと。)

お店に入るなり、「前にもきたことがある人だよね? 前のお店にきた人だっけ?」と言われたが、初めてきたことを伝えると、
「そうなんだ! どこでこのお店、知ったの?」と聞かれ、
「表の看板みて気になってはいりました」と言うと
「えー、こんな看板みて、ふらっと入ってくる人いる!?!?」ってすごい驚かれた。
こっちからすると「えー、そんな格好で喫茶店する人いる!?!?」という気持ちだったので、ちょっと心外だった。

一応、妖怪好きだということを告げると、「そうか、じゃあ、こっち側の人間ね」と安心したようだった。

私は「看板みて、一人でこういうお店にふらっと入るのは、そんな変なことか?」と省みてみたが、

そういえば、自分のTwitterアイコンは単眼であり、さらに同じく単眼アイコンを使っている人を見つけてはリスト登録してコレクションしている自分の薄暗い部分が思い当たり、「今まで気づいてなかったけど、実は単眼マニアの異常性癖者だったのかもしれない」とすごく不安になった。

ともあれ、コーヒーもおいしかったし、Wi-Fiもあり、オーナーのもなかさんの人柄もよく、私はオカルト研究者としての責務を全うでき、さらには自分の新たな一面を発見できたので、とても有意義な1日だった。

写真をみても凄味はある程度伝わるだろうけど、実際まじかで会って、大きな瞳に見つめられながら喋ってみると、すごく脳が混乱するというか、なんかすごいことになってる感じがして楽しかった。

百聞は一見にしかず、ホラー・オカルト好きは一度、このお店にいって、一つ目娘と話してみるといいかもしれない。
少なくとも私は博物館で古い妖怪画とかしなびた剥製をみるより、より生々しい妖怪体験ができた。


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