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【Free Wedding Captainという選択】

NEXT PERSON CREATION
代表 唐木裕介です。


2021年3月よりリリースとなった
『フリーウェディングキャプテン』

先日6月6日軽井沢で初めての施行を無事に終えることができました。



このタイミングで、何故僕が
『フリーウェディングキャプテン』
という選択をとったのか?
そこに至るまでの経緯と、
沢山の想いを綴っていきたいと思います。




◆ウェディングサービスの確立と価値の向上

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早いもので結婚式に携わって12年目を迎えた。
僕はそのすべてをサービスマン、キャプテンとして生きてきた。


結婚式、パーティーの『場創り』のプロとして。


結婚式と聞いてイメージされる職種は
ウェディングプランナー、フラワーアーティスト、
ヘアメイク、ドレスコーディネーターが多いだろうか?


だからこの仕事に携わってからも、

「ウェディングプランナーやらないの?」

そんな事をよく聞かれた。
だけど、僕は頑なに今の道を変えなかった。

何故、そこに拘り続けてきたのか?


一つはウェディングプランナーとして、
未来にも影響を与えるような
素晴らしい結婚式を創れる自信が
僕にはなかったのかもしれない。


だが、もう一つ。
結婚式、パーティーの中では『ヒトの想いや愛』が何度も交錯する。その一瞬の『儚き美しさ』を創ることができる、今の仕事を誇りに思っていたし、ずっと追い求めていきたかったからだと思う。


やればやるほど『未来へと届く美しい結婚式』にしたいと強く願うようになり、自分が携わっているこの場所が、その為にどれだけ大切な役割なのかを思い知った。

しかし、それとは裏腹に、この業界の中では、
僕がいる場所の価値が上手く伝わっていないと感じることも多くあった。


夢見る大切な結婚式を預けるその人(キャプテンやサービスマン)は当日初めまして。
どこの誰かも分からないまま当日を迎える。
ウェディングプランナー、ヘアメイク、フォトグラファーなどあらゆるプロフェッショナルを選べるシステムは増えているのに、サービスやキャプテンは選べない。
ウェディング業界を志す学生の中に、
『キャプテン』や『サービス』として生きていきたいと掲げる人がとても少ないこと。
ゲスト数も減り、進行も余白が多くなった今、
キャプテンは不要という声もある。


ただ、そうなってしまうのには、
それなりの理由』もあると僕は思っている。


僕たちサービスマン自身のこと。


結婚式の進化のスピードと
サービスマンやキャプテンの進化のスピードには余りにも乖離がある。


僕が業界に入ったころ、
当時の上司からは

「宴会の延長線上にウェディングはあるんだ。」

「だから宴会のサービスや仕組みを理解できればウェディングは出来る」

そう教え込まれていた。

だから僕自身も
・ビュッフェ台の組み方
・コース料理の時間構成
・会場のレイアウト作成
・進行のタイムコントロール

これらを必死になって覚え、
実践を繰り返し行ってきた。

しかし、いつからか、
違和感を感じるようになってきた。


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*ビュッフェ台ってそもそもこの組み方が
ウェディングのお客様にもとめられているのか?

*コース料理の時間構成は進行や空気感、お客様の感情に合わせて出さなくていいのか?

*タイムコントロールは「お開き」の時間が合えばそれで良いのか?
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結婚式のコーディネートなどは、
どんどん新しいものが生まれては消えていく。
ドレスのラインも、演出も、BGMのテイストだって変わってきてる。


そして何より新郎新婦様が
『結婚式に求める何か』は大きく変化している。


それなのに
『ウェディングサービス』という分野においては
どこか宴会サービスの延長線にいて、
アップデートできていないところがたくさんある。



そして、それはウェディングサービスマンの
考え方にも顕著に現れている。

今回の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、
ウェディング業界は大きなダメージを負った。
そんな中、とあるサービスマンの言葉を聞いて
耳を疑った


『コロナの影響もあるけど、会社やプランナーさんが獲得してくれないことには俺たち仕事ないもんなぁ』


明らかに当事者意識を欠いた発言だと思ったし、
そこから見える『待ち』の姿勢に疑問を抱いた。


これまで業界の中でウェディングサービスマンは、集客や新規獲得、お打ち合わせには一切関与してこなかった。

その為、他人事の意識が根付いてしまっている。


何度も延期を強いられ、
大切な人たちから、相次ぐ欠席の連絡。
周りの人から「こんな状況で結婚式するの?」と心ない言葉を浴びせられ、苦しむお客様に対して、果たして僕たちが伝えられることはないのだろうか?


僕は逆だと思った。
サービスマン、キャプテンなど
結婚式、パーティーのリアルを知る僕たちだからこそ伝えられることがあるし、
ウェディングプランナー達と一緒になって
新郎新婦様やご家族様の支えとなれるはずだと。


こう考え出した時から、
『ウェディングサービス』
『ウェディングキャプテン』
などのパーティーの場創りのプロとして
その価値を高めていく為に、
まずは僕たちを変えていかねばならないと気づいた。


先にも伝えた通り、
宴会サービスの延長戦上に、
もはや、現在求められている結婚式のカタチは存在していないと僕は考えている。


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●マーケティング(お客様のニーズや心の変化)への理解

●結婚式を創るプロセスやコンセプトのこと

●音響やMCなど各クリエイターの視点

●ゲスト様の感情曲線を意識した進め方

●余白(歓談)の多い進行や少ないゲスト人数での空間創り               など
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こういったものを自ら学び、得ていかないと、
お客様の想いがきちんと届く、美しい結婚式や
パーティーは創られないだろう。


ホテルサービス、
レストランサービスとは全く異なる

【ウェディングサービス】という新しい分野の確立は、結婚式を進化させていく為に必要になると僕は思っている。




◆たった一人のヒーローが生まれること

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僕は、ただ真っ直ぐに
『結婚式を美しく進化させ、文化を守り未来に残したい』

それだけだった。

その為に僕は、
『ウェディングサービスの確立と価値の向上』を目指すことにした。


●結婚式の場創りを高められる人材が必要だということ
●結婚式をこんなにも
守りたいと願うサービスマンがいるということ
●ウェディングに特化したスキルや感度が
サービスマン、キャプテンにも必要だということ
●当日だけでなく、創るプロセスや
その後の未来にまで関与できる仕組み
●キャプテンやサービスマンを選べるシステムの構築

これらをウェディング業界の人たちに伝え、
感じてもらう。

その為に僕は何ができるだろうか?


しかし、ウェディングサービスは発展途上であり、業界の中でもスポットが当たっていない。
この分野に振り向いてもらうのはそう簡単ではないと思った。

それができるとすれば、
未だ未開拓なこの分野において、


『たった一人のヒーロー』が生まれること。


それしかないと思った。


先に記したようなことを一手に伝えることができ、結婚式やお客様にとっても良い方向へ導くことができる。
尚且つ、大きなインパクトも必要。


自分の得てきた経験の中から、見てきたもの、感じてきたものを引っ張り出して整理した時、ある答えに辿り着いた。


『あらゆる結婚式(現場)で場創りのプロだからこそ成せる繊細で美しい世界を僕自身で体現する』


これだった。それからすぐに同じようなスタイルのサービスが世の中に存在していないかネットで調べ上げたが、出てはこなかった。


【Free Wedding Captain】は
こうして誕生した。



◆フリーウェディングキャプテン唐木裕介の進む道

2021年1月。
正式リリースを前に、
自らのプロフィールを大幅に変更した。


これまでの「セミナー」「コンサルティング」
よりも大きく前面に打ち出した。

そして、
タイミングよく2021年1月末。

新しい音声型SNS『clubhouse』が話題となり、僕も登録した。


ウェディング業界関係者が開くルームで、
話をしている何人もの「スピーカー」の方が、
僕のプロフィールを見て反応をしてくれた。


「フリーウェディングキャプテン?
珍しいですね、お話聞いてみましょう。」


当時はまだ緊張もあり、上手く伝えられたのか分からないけれど、先程から記したような想いを僕は真っ直ぐぶつけていった。


すると、

「確かに、、サービスやキャプテンは盲点だったかもしれないな。」
「凄い!フリーでキャプテンをやる人が出る
時代になったんですね」
「場創りを高めることは確かに結婚式の価値を
高めますね」

こんな反応を見せてくれたのだった。


2021年3月に正式リリースした。


それからすぐに、
clubhouseでの話を聞いてくれた、
フリーウェディングプランナーさんから
相談や依頼が数件入るようになった。



そして、2021年6月6日。

フリーウェディングキャプテンとして
初めての結婚式施行までたどり着いた。
とても美しい結婚式だった。


とは言っても、
まだまだこれからが本当の戦いになる。
伝えたいことは本当に伝えたい人たちまで
届けられていない。


フリーでキャプテンなんて、
初めての場所やチームで出来るのか?
キャプテン1人呼ぶ価値なんてないでしょ。


そう思う人もまだまだ居るのが現実。

僕自身としても、もちろん課題はある。
もっともっと磨かなくてはならない。
実績ももっともっと必要だ。



実は明日、7月5日。
フリーウェディングキャプテンとして
2度目の結婚式施行となる。


今回は初めて、新郎新婦様からのご依頼だ。

新郎は業界入ってからずっと、
僕の前を走り続けてくれている
尊敬する先輩。


『ゲストとしてじゃなく、キャプテンとして結婚式に来て欲しい。』


大切な人の結婚式に携われる。幸せだなと。
フリーウェディングキャプテンになって良かったことの一つかもしれない。

絶対に『美しい結婚式』を創りましょう。





結婚式という美しい文化は、絶対に無くしちゃいけない。


だから僕はこれからも、
未来をしっかりと見据えて
自分自身の足で、体で伝え続けていく。



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