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足趾把持にはどの筋が大切?~臨床で使える評価と介入の紹介~

まず、足趾把持筋の役割で一番最初に思い浮かぶものとして「バランスor姿勢制御」が挙げられると思います。足趾把持筋力は、立位や歩行時の姿勢制御に重要な役割を果たします。


また、足趾把持筋力はバランスや姿勢制御以外にも”歩行(速度)、スポーツ動作(跳躍)、日常生活動作(移動)、足部形態、足部の疼痛”などにも関連します。


例えば、一般成人の足趾把持筋力を測定し、足趾把持力が強いと歩行速度も速いと報告されています。それは、足趾把持筋力は踵が地面から離れ、中足指節関節が背屈した際に、地面を押し出す重要な役割があるためです。


また、アスリートでは跳躍距離や水平飛びの距離の増大、高齢者では転倒リスクの軽減にも関与しています。筋力とは別になりますが、足趾把持筋には感覚器としての役割も存在します。


逆に、足趾把持筋力の低下は転倒リスクの増大やアスリートのパフォーマンス低下、足部形態の変化など身体や能力に悪影響を与える可能性が考えられます。


つまり、足趾把持筋力は日常生活やパフォーマンスを維持するうえで、とても大切な機能であるということがわかります。では、その足趾把持筋力に関与する筋肉で重要な筋肉はどれなのでしょうか?


1.足趾把持力に関与する筋肉は?

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