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『初心者講習はありますか?』を読んで。

去年この本を買って読んでみた。本嫌いではあるが、見てきたエピソードだったり、現実の話であることで何度でも読んでみたくなる。

先月の「文学フリマ」から新作の本が出版されることになった。広島には行けなかったものの、通販でエッセイを買うことにした。

タイトルは『初心者講習はありますか?』若葉マークを付けた真っ赤な「ダイハツ・キャスト」というクルマが表紙を飾る。まうさんの愛車だ。今作では社会人になって新生活の多忙ぶりやから彼氏さん、愛猫との生活、変わらない好きなものなどが描かれている。

よく出てくる彼氏さんの話題。からかうような言葉もあれど、どこか愛がある感じ。この2人がパートナーなら何があっても乗り越えられるような気がする。彼氏さんの元まで500㎞通い詰めたり、「とうちゃん」と呼んでいるのは、それだけ愛がある証拠だと思う。「2人目のおとうちゃん」という響きもなんかいい。
文字でしか知り得ないどこの誰とも分からない人にあーだこーだ言ったところでだとは思うけど、この彼氏さんとずっとおってほしいなと思ってしまう。

パン好きや匂いの話はまうさんらしい。しんどいことがあったとて、前回の頃から変わらず、素直に好きを続けているのは微笑ましい。


初めての場所、慣れない仕事などで大変そうだが、社会人1年目のまうさんもあのまんまなんだと読んでて感じる。

その初めて場所を聞くと個人的には馴染み深い街。僕が過去3度も訪れた馴染みの街にまうさんは住んでいるそう。

  • 宝箱のようにたくさんいる路面電車

  • 新快速の顔した赤い電車

  • 外国人に間違われてショックを受けたフェリー乗船

  • 路面電車撮ってたら怪しい韓国人に声かけられて身震いした繁華街。

良くも悪くも旅していろんな思い出があって、親近感を感じる。関西から新幹線で2時間という少し距離はあるが、リベンジしたいこともある。自分の話はその辺にして、どうせなら「文フリ」など、いつかお目にかかっておしゃべりしてみたい。

ちなみにサンキューメッセージを見ると僕のネームド入り!匿名発送ではあるが、買ったことと「ブースト(投げ銭)」したことをコメントしたためなんとなく特定できたみたい笑
ありがとうございます。

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