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2022TJAR Day2 北アルプス後半

スゴ乗越 ー 太郎平

1時くらいに起床。起きてTJARのレース中であることを思い出しました。シェルターを開けると、今崎選手は既に出発していたため、1:30に一人で出発。井嶋選手は朝食中の様子。前日の疲れもとれ、体調もよく、北薬師へ向かいました。この時間の登りは結構好きです。ときどき道がわかりづらい場所もありましたが、気持ちよく登れました。日本海側の夜景も見え、レースはまだ序盤、太平洋はまだまだ遠いなと感じました。先行する選手のヘッドライトが何個か見え、先を追いました。薬師岳へも調子はいい感じでした。ただ、風が強くなってきて寒い。山頂で安全祈願をしてすぐに下山。ガスっていたので道がわかりずらく慎重に道を探りながら下りました。薬師岳山荘では何人かの方に声をかけていただきました。話すことで体が軽くなります。太郎平への下りで、応援にかけつけてくれた友人もいて嬉しかったです。
そして、太郎平到着。今崎選手、横井選手、西田選手の姿が。おなかが空いたので一人ゆっくり休憩し、ご飯を食べました。途中で中島選手も。
一日でここまで来るにはまだまだトレーニングが足りないとの実感も。

by TJAR公式instagram

太郎平 ー 黒部五郎岳

この日は天気がよく景色も美しかったです。登山者の方と「いい景色ですね」とお話ししたり。ただ、黒部五郎岳への稜線は長く、暑さと疲れのせいか少しずつ食欲がなくなってきました。

太郎平
北ノ股岳あたり
太郎平からの稜線

レースであることを忘れてしまいそうなとてもきれいな景色。
途中カメラマンの平出さんもいらっしゃいました。動きが軽快。
黒部五郎岳の登りは結構きつかったです。
今崎選手、中島選手の後を追いました。黒部五郎岳の肩で、気持ち悪かったので、ファモチジンを飲みました。相性がいいのか抜群にききます。
黒部カールは久しぶりで美しい。何人かの登山者の方とお話しし、黒部五郎小屋に到着。この頃には気持ち悪さもなくなりました。水を補給し、味噌汁を飲んで塩分補給。

黒部五郎小屋 - 双六小屋 ー 槍ヶ岳

黒部五郎小屋からは、中島選手と同行。同じ登山出身ということで登山の話などしながら登りました。山が好きな気持ちが伝わってきました。三俣蓮華岳への登りは久しぶりで、短いと思っていましたが長く感じました。双六小屋途中の中道の分岐で今崎選手が。
双六小屋から槍ヶ岳への西鎌尾根は、今崎選手・中島選手と三人で。ガスってきており、風も強くなってきました。
途中小休止をとって足のケアをしたり、補給をしたり。
三人で声を掛け合いながら最後の登りへ。このあたり、中島選手は眠そうで幻覚がみえていたようでした。わたしは上高地手前から。

槍ヶ岳 - 小梨平キャンプ場・上高地

小屋の軒下でチェックを受け、少し休憩。先行する選手たちのタイムを見て、選手たちの強さを知るとともに一緒にレースに出ていることに喜びも感じました。今年のGW、山仲間いたちゃん・ずやくんと、槍ヶ岳山荘で一泊し、槍の肩から槍沢をスノーボードで滑った思い出にしばし浸っていました。積雪期と無雪期の斜面の違いが面白い。厳冬期の槍沢は、全て真っ白な雪で埋まります。滑ると15分くらいなのになあと思いながら、下り始めました。
中島選手は槍沢で水を補給、今崎選手はケアのため休憩とのこと、ババ平の手前から一人で下り始めました。体調はよく感じました。ババ平あたりを過ぎてからヘッドライトをつけ、先を急ぎます。途中、雨が降ってきました。少しすると大粒の雨に。。雨はやっぱり嫌です。幻覚はこのあたりから。木に横たわって寝ている妻と娘がいると思ったら木の根っこでした。ときどき、サルの喧嘩の声も、こちらは現実。横尾山荘・徳沢園では、遅い時間にも関わらず、数名の方が小屋の前に出てきてくれていました。
小梨平キャンプ場に到着、チェックポイントの横で父が待ってくれていました。チェックを受けた後、父と少し話をしました。その時のライブ写真。

小梨平にて。父とグータッチ。by インスタlIVE
小梨平キャンプ場(上高地)到着

軒下でお湯を沸かし、アルファ米・スープで夕食。自動販売機で久々にカフェオレを飲みました。最高に美味しい!!

軒下で夕食。自販機がうれしい。

ストックシェルターを張り、就寝。雨は降っていたが気温も高く、標高が低いと安心して眠れます。
【COROS計測:57.64km(3D距離),累積上昇3218m,6262kcal】

by coros

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