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水をあげ見守る

少し放置していた庭の鉢植え。気づいたら窮屈そうに、そして元気よく枝葉を伸ばしていた。2種類を1つの鉢に植えていたので、どっちもグングン伸びて、どっちも狭そうにしていた。

空いた鉢に1つを引越し、広々とした場所を与えたら、何だか2つとものびのびゆったりしたように見える。

最近はあまり無理な手入れをしていない。以前は見栄えを気にして、しょっちゅう花を入れ替えていた。季節ごとに植え替えていて忙しかったが、今はわりとそのまんま。

昔植えた花の種がまた芽を出したりして、自由気ままに生い茂るのを楽しんでいる。

鉢の中は小さなお庭。土や環境に合った草や花が、自然と伸びて芽吹いてく。程よく手入れし、水をあげ、のびのびと成長するのを見守る。

私は子どもがいないので子育てのことはよく分からないけど、もしかしたら子育ても同じ感じかしら?なんて思う。

しつけもほどほどに、のびのびとあるがままに育っていくのを見守る。好きな環境に羽を広げ、飛び立っていくのをやさしい眼差しで見守る。

そうやって、子どもは自由に行くべき場所へ進んでいくような、そんな気がする。

ヨガ講師になって、いろんな生徒さんに出会って、私自身もたくさん学びを頂いている。手とり足とりこちらが先読みして面倒を見るのはちょっと違って、全体を程よく見る感じ。

生徒さんは自分で試行錯誤しながらポーズに挑戦している。こちらがあーだこーだ、うるさく言う必要はなくて、その挑戦をやさしくサポートしていけばいい。

そのことを少しずつ分かるようになってきたら、生徒さんとの距離や話す言葉も、無理のないラクな感じに変わっていった。

なんというか、力のぬけた程よいゆるさが感じられる。言葉にするのが難しいけれど、肩の力がぬけたそんなゆるさだ。

土をいじり、自然を感じ、人と触れ合い、学んでいく。

どんなところにも教えがあって、それを見つけていくのが楽しい。

今日鉢を触ったので、しばらく何もしないかもしれない。笑

お水とたまに肥料をあげて、あとはグングン伸びて育つのをただただ見守っていこうと思う。

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