見出し画像

初めての精神科入院 : 開放病棟

こんにちは、ヨギーです。
2018年4月2日、緊急受診というある意味ねじ込んでの精神科初診となってしまいました。

泣き叫んで朦朧としてしまったため、車椅子で搬送されて診察室に到着しました。
女の先生で、初診の時間は30分ほどでした。
聞かれた内容はあまり覚えていませんが、ひたすらお腹の中の子は早く出して、あとは自分はどうなってもいい、とにかくこの妊娠期間を早く終わらせてほしいということをひたすら訴えていたと思います。

一通り診察が終わったあと、あとは入院するかどうするかという話になりました。
精神科への入院は抵抗があったので、産婦人科に入院できないか聞いてもらいました。結果、産婦人科としては赤ちゃんにも母体にも問題ないので産婦人科には入院できませんでした。

「見学してみるのはどう?」との先生の提案で、車椅子に乗りながら精神科病棟を見学することになりました。

まずは開放病棟
静かで、鍵もかかっていないし普通の一般病棟と大差ないなと感じました。
外出もリストに名前を書けば1回30分の院内外出は可能です。

そして閉鎖病棟
鍵を開けていただき、扉の中に入りました。構造は一般病棟と変わらないのですが、なんとなく重苦しい雰囲気。そして患者さんの1人に「〜ちゃんのお母さん?」と聞かれたのを覚えています。

見学が終わって先生に「どう?」と聞かれ、「開放だったら過ごせそう」と答えて、そのまま開放病棟に入院となりました。
4月は入院制限していたこともあって、4人部屋にヨギー1人でした。
入院してベッドに横になり、でも入院したからといって症状がなくなるわけでもなく、再び泣き叫び、、
看護師さんが入院中の担当となる外来とは別の女の先生を呼んできてくれました。
実はその先生、研修医時代にICUでヨギーと一緒に働いたことのある先生でした。知り合いに自分が精神科に入院してることを知られ、「あ、私の人生終わったな」と、パニックになりながらも頭の中をよぎったことを覚えています。

その先生は誰にも言わないことを約束してくれ、「これを飲んだら楽になるから」と頓服薬を持ってきてくれました。
そのときは新しい説明もされていないお薬を飲むことの恐怖より、もうとにかく何とかしてほしかったので、泣きながら薬を飲みました。

後からそのお薬は何か聞いたのですが、オランザピンという向精神薬でした。
オランザピンのおかげでヨギーの症状は劇的に改善し、臨月にしてやっと落ち着きを取り戻し開放病棟で過ごすことになります。
オランザピンの飲み心地と他総合病院で処方されていたお薬の減薬はまた次回。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?