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地熱発電に本気で取り組むと、地震予測の新次元が見えてくる?

台湾の地震の犠牲者のご冥福を祈り、被災地の一日も早い復興を祈ります。繰り返される地震被害。何も言えなくなる、言葉に詰まる、というのが実感。被害を深く悼み、その辛さに想いを馳せます。

いささか無神経に聞こえるかもしれませんが、今回地震という巨大なエネルギーについて考えてみたいと思います。

私の前の記事で着目したのが、地面の下の大きなエネルギー、地熱発電。

日経にも先日記事が出ました。

基本的には、原発に代わる、ベースロード電源として期待するものです。

インドネシア、フィリピンが、日本の数倍地熱で発電していると聞けば、なぜ日本はやってないのだろうと思う人もいるはず。

地球のマグマが、科学的にどう説明されるか知らないが、まあ常に超高温で燃えているのだ。地球は死んだ惑星でなく、生きている惑星。いま、核融合を実現するのに、超高温をどうやって生むか皆考えているというが、地面を掘れば常に熱いのだ。(ここは思考の盲点、これまでのパラダイムをひっくり返す可能性だと思います。)

日経の記事にあるが、EUも地熱に着目し、蒸気が噴き出ていなくても、マグマで熱された岩盤層を探し、そこに水のパイプを通す。すると湯が沸くので、それを使う。なんとも簡単原理。可能性があると思いませんか?

基本的には掘削費用とポンプ代だけだと思います。ほぼゼロエネルギーで湯熱エネルギーを取り出せる。燃焼がいらない。

地熱に本気で取り組めば、付随的に、地震学の向上などの良いことが起きるのではないか。私の長期的視点。
いま、地震、火山の予知は、かなり進んだとはいえ、全く時期は予想できないという現実があるのです。地表に置いた地震計で、最初の微振動をとらえ、それで緊急警報を出すのがやっと。今後一層地下を詳しく調べ、センサーを断層近くに数多く置き、あれこれ試行錯誤しているうちに、分かってくることが多いことは確実だと思われます。

(4月11日追記)昨日のテレビ番組で、地震予知の最前線を取り上げていた。衛星とGPSを使っての試み。だがまだまだ難しいようだ。
しかし、今後進化してゆくと思う。地球への視線も強まっている。海底の断層など、新しいアプローチで接近してゆけば、かならず手掛かりはあるはず。期待しますし、取り掛かる人、予算が増えるのを望む。)

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