見出し画像

万引きを疑われて、ブチギレた

という夢をみた。

- fin -


おふざけはさておき、普段「夢」の内容なんてほとんど覚えていないけれど、あまりにも印象的だったので文章として残しておく。

ぼくは、これまでの人生でブチギレたことがない。

何なら、キレたことさえない。

キレたい心情になったことは数多あるけれど、お利口な人間に育ててもらったおかげで、今のところキレずに済んでいる。

これまで一度だけ本当にキレたい時があって、以前電車で理不尽に絡まれたことがあるのだが、その時は何とか自分の中のゆいPさんを抑え込んだ。

-

サービスエリアのコンビニで買い物を済ませて、帰ろうとするや否や、自分より歳上の店員さんに声をかけられた。

「ちょっと良いですか?」
「財布、見せてくれませんか?」

ん、財布??と思いつつ、自分の財布を見せると、

「これ、お会計まだですよね?」

と食い気味に言われた。

どうやら、自分のと全く同じ財布が商品として売られていたようで、「盗んだ」と思われたらしい(コンビニに財布が売られているのが、何とも夢っぽい)。

困惑しながらも、中身を見せて自分のものであると訴えたところ、

「あ、そうですか。」

と、ドライな対応をされた。

ここで、自分の中のゆいPさんが黙っていなかった。

気づけば、ぼくはブチギレていた。

その後も「人としてどうなんですか?」と、けっこうねちっこく正論を淡々と述べて、相手に喋る隙を与えなかった。

反省の態度を全く見せない店員さんに、もう一発かまそうとしたところで目が覚めた。いつも以上に、胸の鼓動を感じた朝だった。

-

いくつかの夢占いを参照すると、「怒る行為」は何かにストレスを感じている暗示であるのと同時に、課題解決に取り組もうとしている前向きな暗示でもあるらしい。

ストレスは感じていないけれど、確かに、最近色々課題に感じていることは多かった。だから、ブチギレてしまったのかもしれない。夢で。


夢でも、お利口でいたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 みなさんからの感想やコメントすごく嬉しいです。 サポートいただいたお金は、他のクリエイターさんのサポートに回そうと思います...!