外気に触れることで気付く変化

自分が歳を重ねると同時に、家族も、近所の誰かも歳を重ねる。
相対的な立ち位置はいつまでも変らない。
家の中にある所有物も思い出には変わらずいつまでも所有物として在り続ける。
ずっと変らない関係性と環境の中に居続けても否応なしに変化を感じさせられる場面がある。
それが結婚式だと思う。
最初は"盛大な自分語りをする場所"何ていうめちゃくちゃ捻くれた見方をしていたけれど、最近は素直に感動出来るようになった。
そんな結婚式に参加すると周囲の友人は皆結婚したり家族が増えていたりしていて人生が進んでいることに気付かされる。
それと同時に何も変わっていない自分のどうしようもなさに悲しくなってしまう。
これからの未来、何も変わらないとすれば「自分は何を楽しみに生きればいいのか」などと抽象的な悩みに苛まれまた陰鬱とした気持ちになる。
その度にパートナーが欲しいと漠然と思うのだけれど、わかり合いたい誰かももう現れる気がしないので半ば諦めている。
真っ直ぐな言葉を伝えるために空気を震わせることは少しばかりの勇気がいることだと思うけれど、だからこそそれが出来る人はかっこよくて誰かの感情にもダイレクトに刺さる。
そういうことを誰かのために出来たらいいなぁと思う。

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