今週に入って相撲界はいろいろと話題が多い。まず昨日、横綱鶴竜の引退発表。ここ一年はまともに相撲も取れていないし、本人も気苦労が絶えなかったのだろうと思う。

いろいろと言われているが、彼は異国モンゴルからやってきて、日本語も全く分からない中で、日本の国技相撲に打ち込んで横綱までなった人間だ。とてつもない努力があったのは間違いないし、外国人として日本人の中に入ってやることは我々日本人には想像できないほどの大きなハードルを経験しているに違いない。その中で日本人国籍も取得し、祖国のことも忘れずに親方として角界に残って力士たちの育成に努めるというのは素晴らしいと思う。引き続き、鶴竜の活躍を期待したい。

こちらが横綱鶴竜最後の皆勤場所。2020年春。

大相撲三月場所本日12日目は、照ノ富士は玉鷲を下して9勝3敗。これで三場所33勝という大関昇進までのラインをクリアした。しかしこれから三日連続で大関勢との取り組みにもぜひ勝利して二桁勝利で大関返り咲きを確実にしてほしい。まさに彼の復活劇は今の日本人に勇気を与えてくれるに違いない。

本日の取り組みは回しをとることはできなく、危うかったものの、落ち着いた相撲で相手を突き落とした。

このまま集中して千秋楽まで行ってほしい。彼が大関に返り咲いたときには小生も涙を流しそうだ。