「熱中症」と気象庁の情報

みなさんご機嫌いかがですか?
今はインフルでダウンしている「なばかり予報士」です。

さて、令和5年もお盆を過ぎましたが、まだまだ暑さの厳しい日が続いております。夏がどんなに好きでも、もううんざりな方も多いと思います。
先日も野外イベントで100名程度が熱中症などというニュースを目にしましたが、みなさんは普段「熱中症」に注意する際にどのような情報を参考にされていますか?

今回は天気や気象の観点から、警戒・注意しないといけないかどうかがすぐに分かる情報をお話しします。

1、熱中症警戒アラート

みなさん、たまに耳にするかもしれませんが「熱中症警戒アラート」という言葉をご存知でしょうか?
これは、気象庁と環境省が共同で、熱中症の危険性が極めて高いと予測されるときに発表されます。
※すぐに確認したい方はこちら:

2、「熱中症警戒アラート」の基準

この「熱中症警戒アラート」、何を基準に発表していると思います?
実は基準となる「暑さ指数(WBGT)」というものがあります。

この「暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度))」は、熱中症を予防する目的で1954年にアメリカで提案されたそうです。単位は気温と同じ℃ですが、気温とは異なり以下の3つを取り入れたものとなっています。
①湿度
②日射・輻射などの周辺の熱環境
③気温
以上です(気象予報士試験の勉強を思い出しますが、普通に聞いて難しいですね•••😖)。
この数値が「28」を超えると熱中症患者が著しく増加するそう。

〈暑さ指数について〉

※引用:環境省 熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/)

なので、テレビなどの天気予報やスマートフォンのアプリの情報で、お住まいの地域に「熱中症警戒アラーム」が発表されている場合は、ぜひ数字まで気にしてみて下さい。

これから9月が近づいてきますが、まだまだ秋の足音は遠く、残暑が厳し位時期が続きます。
体調管理には十分気をつけて、暑い時期を乗り越えていきましょう。

※今後もちょくちょく投稿する予定ですので、ぜひよろしくお願いします😁

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