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言葉の宝箱 0245【自慢というのは普段からしのぎを削っているライバルをぎゃふんと言わせてやろうと思うから、言いたくなるのであって、家族相手に威張ったところで虚しくなるだけではないか】

『去り際のアーチ』本城雅人(徳間書店2013/12/31)

人生笑って前に進んだもんが勝ち。
球界を舞台に苦境に立たされた七人の逆転劇を描いた
『塀際の魔術師』
「おまえのバットはEDじゃ~」厳しい野次の中、
二千本安打を目指すベテラン四番打者の覚悟
『永遠のジュニア』
万年ビリ球団の経営を任される二世オーナーの決意
『人生退場劇場』
微妙な判定をめぐりコラムニストと対決する堅物アンパイアの信念
他『スイートアンドビター』『カラスのさえずり』『トモ、任せたぞ!』『旅立ちのフダ』の7話短編集。

・自慢というのは普段からしのぎを削っているライバルを
ぎゃふんと言わせてやろうと思うから、言いたくなるのであって、
家族相手に威張ったところで虚しくなるだけではないか P16

・いい人だけど、抱かれたいとは思わない P17

・老いというのは残酷だ。
頭で理解する前に身をもって知らされ、恥を掻かされるのだ P57

・生まれついた性格までリセットするのは無理でも、
アップデートならできるかもしれない P304

・人は背中を押してもらって
初めて次の人生を見つけることができるのだ P308

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