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「事業」と「ビジネス」の切り分け

from 東京 三田駅


いつもいる場所から少し気分転換したく、1年前よく訪れていた三田駅近くのTUTAYA Cafeに行ってみることにした。


大通り沿いに背が高めのカウンターチェアーがあり、
行き交う車や夜の錯綜を観察しながら、自分と対話する好きな場所の一つ。

お洒落な内装に美味しいコーヒー。夜に行くことが多かった。
会社終わりに勉強や副業かなと思う自分の未来に向けて取り組む社会人の方が多く、よし、僕も頑張ろう。となるそんな場所だ。


ぷらっと寄ってみると、様変わりした外観におっ??となりながらも訪れてみると、完全シェアスペースに変わっていた。
およおよ?とたどたどしながら一周回ってみる。

ぷらっとに立ち寄れるコーヒースペースからワークスペースに変わったのだなーと、気軽さが減った感じがして、少し残念な気持ちと、
生き抜くためにはたった1年で形態が変化していくのだなーと社会の変容を感じる自分がいた。



学生時代、共にビジョンを語らい共同創業した友人から、
ちょっと面白い人がいるから来てよ!
虎ノ門に、金曜日の20:00ね!


大阪では多かったのだが、コロナに突入し、こういうぷらっとしたお誘いがめっきり減っていた。さらに、コロナ前夜に上京してきた僕にとっては久しぶりのお誘いで嬉しさ半分、ドキドキ半分だった。


東京のど真ん中。


キラキラしてるなーと思いながら、見上げるとそこには東京タワー。
でっけえなー。
田舎者感まるだしながら、今日はどんな出会いがあるのだろうか、とワクワクしている自分。


獣医業界に新進気鋭のメスを入れる者、オフショアで新たな開発形態を企むDX Man、東大院出身の天才クリエイター、同胞の相棒、そして僕。

なんだここは。これが東京の華金。
芯を持った若者たち。ユニークなビジョン。そして他を凌駕する実績。


久しぶりに胸が高鳴った。
今日は面白い夜になりそうだ!



リモートでコンサル業をしていると、
なかなかオフコミュニケーションの機会も少ない。話す人が限られる。などなどユニークな時間を過ごす時間が、気づかぬうちに減っていた。


自分が普段は触れない業界、考え方、職種の方々。
そんな考え方があるのか。ああ、、それ昔意識していたのに忘れていたな。
大人になって賢くなったんなじゃなく、堅くなってしまっていたな。


話せることも多くなっている反面、客観的に自分の振り返りもできたとても密度の濃い時間だった。



やはり、経営者ばかりが集まると話は、高尚な次元にスーッと飛んでいく。

・事業とは何か。
・ビジネスとは何か。


今までこれを切り分け考えたことがなかったので、自分からするとかなり目から鱗の衝撃だった。

自分の夢ややりたいことを実現するために、ビジョンドリブンで突き進めるのが事業。マーケットやニーズにフィットさせ利益追求するのがビジネスだと思っている。


これまでは両者を合わせたものがビジネスであるべきだと考えていた僕にとって、この分割した考え方は大変驚きだった。

確かに、夢を実現する上で実現可能性や事業存続性を考えると、足枷になることやあきらめなければならないことがあった。一方で、攻め時に利益追求をする際、ビジョンや指針がブレーキ要素となることもあった。

それらを一つのもので無理に体現するのではなく、少しズラしてみる。切り分けて考えてみる。それだけで、思考がとてもシンプルになり、ふっとスタンスも軽くなれた気がする。


想いを詰め込むのは素晴らしいことだが、1つで体現するだけでなく、2つ3つに切り分けて考えることができないか。それは事業なのか?ビジネスなのか?区分を持たせてあげることで思考をスマートにする。


ビジネスだけじゃなく、普段から触れてる様々なモノコトにも転用できるきがするなー。

複雑だなー、生きにくいなーと思ったら、枠組みを再構築してシンプルにしてあげる。
これだけでちょこっと生きやすさレベルが上がる気がする今日この頃です。



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