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3歳の息子に仕事の相談をしてみたら、すごく楽になった話。


「もう〇〇くん連れてこないで。よっこさんがやって。こっちだって暇じゃないんだ!」


私は今日の出来事を思い出していた。
後輩くんが上手くプレゼンできず、パートナーの私も顧客に久しぶりに思いっきり怒られた

直ぐに謝るべきだったが
なにかと言い訳をしながら謝ってしまったことを後悔していた。 

それを察して夫が子どもたちの寝かしつけを買ってでてくれた。

私は一人ワインを飲みながら考え込んでいた。

子どもたちを寝かしつけに行った夫が
次男と一緒に寝てしまい
取り残された長男がリビングに静かに降りてきた。

「一緒に飲む?」と聞くと、
嬉しそうに「飲む」というので
フォローアップミルクを淹れてあげた。

赤ワインとミルク。
もうすぐ3歳になる長男との飲み会が始まった。

長男「何してたの?」

私 「今日、お客さんに怒られちゃったから反省してたの」

長男「ごめんねっていった?」

私 「言ったけど上手く言えなかった」

長男「ごめんねっていったほうがいいよ。」

私 「そうだよね、でも許してくれるかなぁ」

長男「ゆるしてくれなかったら、イジワルだよね」

私 「そうだね、もう一回謝ってみる」

長男「うん、それがいいよ。なかなおりできるよ」

私 「ありがとね、なんだかスッキリしたよ」

ミルクでできた髭をつけた長男が
満面の笑みでこちらをみた。

長男の言葉はとってもシンプルだけど、的を得ている。

私は多分、一癖ある顧客の怒りに納得がいっていなかったのだと思う。
だから素直に謝ることができなかった。

でも、まずは謝る。
それでもダメだったら、相手は意地悪なんだと思って諦める。

それでいいじゃないか。

まさか長男に教えられるとは。

今日、長男は3歳になった。

少々落ち着きはないが
強くて賢くて優しい、子どもらしい子だ。

こうして話ができるって
本当に面白い。

あと何年かしたら
きっと母親となんて話をしてくれなくなるのかもしれない。
こんな時間が1日でも長く続きますように。


おまけ↓


そんな大人びたアドバイスをくれた3歳は
大好きな葡萄のケーキを選んで誕生日を迎えた。

葡萄は全部残して
下のタルトだけ食べたとさ。

紫の葡萄は食べたのになぁ。


おしまい。

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子どもに教えられたこと

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