晩婚さん 夫好きな私

…と、気恥ずかしいタイトルをつけてしまいましたが。

私が結婚したのは39才。交際一年半での結婚でした。交際が始まってからずっと、仲良く楽しく過ごしています。

私のような自由気ままで我が強い妻をうまくあしらい、というかむしろ誉めながら、毎日楽しく過ごさせてくれる夫の器の大きさに感謝することしきりです。なかなかにろくでもなく、こじらせていた私に、突然降ってわいたギフト。しかも、夫はバツイチで一時期やさぐれていたので、義実家からも夫の友達からも、「いい嫁もらった!」と喜ばれるというありがたさ。そう言われても、私の至らなさを暴露しない夫。足を向けて寝られません。

「結婚と幸福の法則」という私の持論があります。

一番幸せなのは、気の合う人と結婚すること
次に幸せなのは、一生独身でいること
あまり幸せでないのは、気の合わない人と結婚すること

独身時代は、このドグマをとなえながら過ごしていました。今の時代、女性が一人で生きて行くことも問題なくできます。結婚はしなくていけないことではありません。乱暴ですが、独身でも既婚でも、本人がよければそれでよし!と私は思っています。

今、結婚して幸せですが、これはオプションだと思っています。結婚がなくても、幸せで生きられたと思います。たまたま落ちてきた縁。 私にはギフトですが、他の人には災厄かもしれない、結婚。

結婚初心者の私にはまだ分かりませんが、なんなんでしょうか、結婚って。歯の矯正みたいなものでしょうか。窮屈だけど他の人に「きちんとしている」と見せたり、自分のうまく噛めない苛立ちを治してくれたり。

少なくとも、幸せの絶対条件ではないと思います。手中の珠をいつくしむことも、遠くの月に憧れることも、鏡の自分を誇ることも、等しく、幸せなのだと思います。

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