晩婚さん 夫は見た目で選ぶべし!

20代から15年以上、付き合っている女友達たちがいます。いつも7人で集まってすごく盛り上がるけど、何を話したか覚えていない。そんな幸せに適当な会を何十回もしています。

さて、その会の話題ですが、若いときはそれはもう恋愛の話。7人もいれば誰かしら何かしらあって、みんなに経過報告し合っていました。みんなぐいぐい問い詰めるので、情けないこともろくでもないこともみんな、洗いざらい話していました。

30代後半になって、半分以上が結婚し、残りもそろそろとなったある日。みんなの結婚までの道のりを思い出していたら、ふと気づきました。

「結婚相手は、見た目で選ぶのが一番よいのでは?」

そのまま口にすると、同意の嵐。

みんな迷走し、トライ&エラーを繰り返してきました。やれ仕事がやれ学歴がやれ性格がやれ食の好みがやれ猫派か犬派かやれ クイズ番組で私より先に回答するか…。
と、地球を3週くらいするほど議論した結果、「見た目」に落ち着いた私達。

これは晩婚ならではなのかもしれません。
若い時のキラキラした見た目がなくなると、中身がまるっと見た目に表れるのです。そして、見る目も育つのです。

私は若いときは、「社長キャラ」が大好物でした。大手の社長ではなく、一人社長とか個人事業主とか。組織に属していない男性が大好きでした。
でも、そういう人と運よく巡りあっても、全くうまくいきませんでした。

今の夫は、公務員。ザ、安定職業です。
結婚してみて分かるのですが、私が好きな社長キャラは、私がなりたかった人なのです。私が一緒にいたい人ではなかったのです。
憧れ、というカテゴリには、いろいろ入り込んでしまいます。そして混同してしまうのです。若い時はそれが分からず、なりたい相手と恋愛したい相手がごちゃまぜになってしまうのかも。

話題が寄り道しましたが、見た目で選ぶべしという話。これはもう、なんの根拠もないのです。ただ、私の友達が見た目でが好みの人たちと結婚したというだけで。

そして、私も。
一般的なイケメンでは、全くないです。
小太りだし白髪だし背も低いし。頭がやたら大きいしお腹出てるし手も足も小さいし。でも、眺めてしまうのです。うっとりと。
これはもう、そういう外見が好きとしか言えないのです。小さい目とか高い鼻梁とか。邪気のない笑顔とか大きな耳たぶとか。

今も、二人で飲んで帰ってきて、夫はカップヌードル食べてます。かわいく、麺をすすっています。それは私が買い置きしておいたものです。そして私も食べたかった…。見た目が好みでなければ、戦争勃発でしょう。でも、かわいいから許してしまう。

晩婚であれば、かえって見た目で選んでもいいのかもしれません。

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