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「生活」と「暮らし」

以前にも書いたのだが、私はかなりガサツである。

息子の言葉を借りるならば、我が家は「雑な生活」を送っている。
ほんと、その通りなのだ。
ただただ苦笑いである。

しかし、仕事柄「ステキな暮らしをしてそう!」と思われがち。
そして、私自身も若い頃から「暮らし周り」のコトやモノが大好きである。

当然、ジレンマである。
ジレンマしかない。

言い訳はもちろん、山のようにあるのだ。
…いいから、まずはちょっと言わせて!

私は現在、私の実家に住んでいる。
つまり、そこはやはり文字通りの「実家」なのだ。

母はまだまだ元気で、仕事に追われっぱなしの私は本当に助かっている。
ありがとう!お母さん!!

そんな我が家の食器棚には、私が小さい頃からの食器と共に、歴代のヤ◯ザキ春のパンまつりの白い食器が揃っている。
これが丈夫で非常に使いやすい。

マグカップなんて、あらゆるノベルティものが出番を待ち構えていて、なんとなく新しいものを買うのを躊躇させる。

そんなこんなで、食器類は「まぁ、これでいいか…」と諦めムード。

リビングなども、ひどい。
一時期、人生最大の自暴自棄期間が数年あったのだが、その時期の乱れが払拭出来ない。
昔からあるものと、私が新しく持ち込んだものが…カオスである。

もう書きたくない!!!

もちろん、平気ではない。
それこそ毎日モヤモヤだ。
「断捨離をすれば済むこと」? 分かっています。
ただ、今の私にはそのエネルギーがなかなか作れない。
人はそれを「自分への甘さ」と呼ぶのだろう。

そんな中で、頭から離れない言葉がある。

多分Twitter(今はXか…)だったと思うが、「モヤモヤしている時、ある人に『あなたは生活はしているが、暮らしが出来ていない』と言われてガーーンとなった」と。

読んでる私までガーーンとなった。

ホント、それ。
的確すぎる。

「生活」と「暮らし」。
同じようで、なんとなくニュアンスが違うのを理解していただけるだろうか。

あの名雑誌だって、やっぱり「暮らしの手帖」なんだよ。「生活の手帖」ではないんだよ。

もうね。この話題になると、「宿題は!?」と言われた子どもと同じ。
「わかってる!今、やるとこ!!」

でもね。
私は諦めてはいないのだ。

息子は言うだろうな。
「やめとけ!無理だから笑」
ふふ…。誰よりも私を分かってらっしゃる…ふふ…。

それでも。この年齢になっても、まだ思うのだ。
なりたい自分になって、憧れた暮らしを現実にするんだ、と。

今日も入念な計画を妄想中である。

#エッセイ #断捨離 #暮らし #憧れ



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