見出し画像

水無月の俳句

水無月 6月の異名

ほかにもこんなに素敵な異名があるのだと、上記の記事で知りました。
営みを感じる「水無月」「水張月」。
実感のこもる「風待月」。
素敵!好き!「涼暮月」。

では今月も、「みなづき」で遊んでみたいと思います♪

*

水芭蕉「夏の思い出」耳に沁む

季語 水芭蕉(仲夏)
水芭蕉といえば、作詞・江間章子、作曲・中田喜直「夏の思い出」。
といっても、ごめんなさい、生では見たことがありません。
幻想的なメロディーに誘われ、歌われるこの地に、ユートピアのイメージを勝手に抱いています。「夢見て咲いている水のほとり」。こんな素敵な歌詞とメロディーの融合を味わえるって、ありがたいなぁと思います。
作品は、知らない世界に連れていってくれますよね。小説も、エッセイも、音楽も、絵も、詩歌も。

🏞

茄子に水やり日射し受け熟し美味

季語 茄子(晩夏)
実家の庭できゅうりやなす、ミニトマト、ゴーヤ、オクラ、すいか、メロンなどなど、夏野菜を両親が育ててくれていました。たまに水やりでお手伝い気分だけ味わって、なすをもぎます。ずっしりと、2本収穫するだけで重みを感じます。太陽と雨の恵みを受け、母と父の愛を受け、水に濡れた艶っぽい色した茄子は、それでいてでーんと存在感を放ちます。もぎたてのなすは、きゅうり同様みずみずしい。そして果肉が詰まってジューシー。お店のと違って、形がぐにゃんとしてぶっといの。それが愛おしい。なすは半熟卵同様大好きな食べ物のひとつ。なすが入っているメニューにはついつい手が伸びる私です。

🍆

月見草夜道に灯る命かな

季語 月見草(晩夏)
ほんのりと明るい月見草を夜道で見つけると、思わずしゃがんで見つめてしまいます。薄桃色の月見草も、黄金色した待宵草も好きです。舗装された道の端に、ちょっこりと、でもしっかりと咲く月見草に、命の灯を燃やす景をたしかに見たんです。月を見て、宵を待つ。それぞれの名前に、勝手に月、宵への情愛を感じ、夜型人間の私の心をくすぐります。

🌛

季語探し歳時記めくる夏の朝

季語 夏の朝(初夏)
noteがきっかけでいただいたご縁から始めた俳句。自主的に詠みたいと始めたこの不定期連載。今月で2回目です。先月のは最後にリンクを貼っています。歳時記を買い、まだパラパラとしか読んでいないけれど、発見が楽しいです。
あと、「きごさい歳時記」さんにも大変お世話になっています。忙しいときはこちらに頼りきり。

📖

今月の番外編

紫陽花を味わう余裕嗚呼幸い

季語 紫陽花(仲夏)
あじさいにはたしかにかけていて、でも、しみじみとそう思ったんですよ、通勤途中。ああ、幸せだなあって。俳句には感情表現を入れないようにと努めるものの、ついつい入れてしまいます。束の間、やすらぎのひととき。あじさいとあさがおは、それぞれ全然違って、でもどこか似ていて好きです。

🌱

「頭文字縛り」詠み、最近はまっています。飽き性の私ですが、いつまで続くやら。

*

▼皐月の俳句

▼水無月の短歌

まにあわず…

▼水無月の川柳

#水無月の俳句

サポートしてくださる方、ありがとうございます! いただいたサポートは大切に使わせていただき、私の糧といたします。