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「たすけて」,

プロの君らは
沢山の人に共感を表す
ぼくを表すプロだった
それに蓋をしたこと
宝箱のような入れ物に
チェーンと鎖をつけて
沢山の錠もつけて
約束を全て壊したようにしたのは
あの宝箱にぼく自身がハンマーで
泣き笑いしながら攻撃した
ぼくの
ぼくだけの白き広場
たすけて

何度目かも忘れたんだ

たすけて

目の前で

たすけて

君らに会いながらも

たすけて

去り際に

たすけて

思い出した癖に

助けて

それもキチンと言葉に現せた癖に

たすけて

ぼくは

「大丈夫」

たすけて

「大丈夫」

たすけて

君らが想像力と共に云う

幼き自分が問うものを伝える、と

たすけて

ぼくは

たすけて?

ぼくの幼さは


 生まれた時から「たすけて」も言わず体育座り


おさないぼく

せめて泣いてよ

たすけて

叫ぼうぜ

たすけ

そっか

そうなんだ、ぼくは

たすけて


 やっと「助けて」を覚えた世界に生きただけの
          透明か


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