きみもあの子もあの人も
ぼくを喜ばせようとぼくの大好きな
大好きなあの子のことを
教えてくれた　伝えてくれた
恋を知り得ないぼくに
教えてくれる　伝えてくれる

あの子は限りあるはずのお金と時間を使って
ぼくに振り向いてもらおうと今もきっと

気のせいだ、いや

気のせいでもないか

いや、どうだろう、いや

いいや

気のせいでもどちらでも

それでもでもでも気のせいじゃないのなら
あの子はぼくとまた望んで一緒に地獄で
どんちゃん騒ぎをしちゃうから

互いを浮上させるほどはもうぼくが
時間をかけたくないのにな

ならば　ぼくを喜ばせようとするために
ぼくの今を知りたくてぼくを見続けるきみに
ぼくはあえてきみに何も伝えないことを選ぶだけ

そんな今までと同じで　確かに違う

この気持ちを「恋」と決めちゃったぼくだから

それを待っていたきみも知ってすらいるのにさ

気付いている癖に　本当つれないな

いいよ、もう
覚悟してよね

全部まとめて
全部まとめて
飲み込んで

離してなんか　やるもんか

覚悟しろよ