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【読書感想文】「自分がきらいなあなたへ」著者・安積游歩

こんばんは。
読書を通して「生きる意味」を探す人、よもぎです。

今回は「自分がきらいなあなたへ」著者・安積游歩(ミツイパブリッシング)を読んだ感想をお伝えしたいと思います。

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本書では生まれつき骨が弱い特徴を持つ著者の半生とともに、心の在り方を整理できます。

涙はどうして出るのか?

適応障害の一つの症状ではありますが、私は涙が勝手に出てきて止まらないという経験をしています。「悲しくもないのになんで涙は出てくるのだろう…」と考えながら出勤していましたが、それは考え方が間違っていました。本書では、涙は悲しみを癒すために出るのだと綴られています。自分自身は気づけていなかったのですが、私は非常に気づいていたのです。その日の気分でコロコロと調子が変わる上司に囲まれ、教えを乞うても跳ねのけられ、分からないながら自分で考えながらも否定され続ける日々に疲弊していたのです。辛かったのです。辛い自分を見ないように見えないようにしていたのですが、その結果が感情のない涙を引き起こしていたのだと気づきました。

怒るのは悪いこと?

怒っている人を見るとみなさんはどう感じるでしょうか?自分の感情をコントロールできない拙い人と思うでしょうか?私は正直、怒りをコントロールできないのは幼いと思っていました。本書の中でも怒りを感じるのは悪いことなのか触れられています。結論から述べると、悪いことではないと書かれています。怒ってよいのだと綴られています。もちろん、「怒り」を自分が感じたまま、他人へ矛先を向けるのは間違っていると思います。ただ、「怒る」こと自体は悪いことでもなく、人間であればどんな人であろうと現われる感情なのです。怒ったことがことがなさそうな優しい人は、「怒り」を他人に伝える際の表現方法が上手なだけなのです。怒っている自分に対して寛容に、また一歩引いた眼で冷静に対処できる術を手に入れた気がします。

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