危機的状況の中で従業員に取るべきアンケートのテンプレート
このnoteについて
このnoteは経営者のためのマガジン「withコロナ時代を生き抜く組織改革」のうちのコンテンツです。
あらゆる企業・機関・人が、このCOVID-19による危機的な状況に対応しようとしています。変化の激しいVUCAワールドと言えど、ここまで急激な変化が半強制的に起こるとは思っていなかった人が多いのではないでしょうか。
急激な変化には当然、痛みがつきものです。これまでの慣習や「当たり前」だったものを捨てて、新しい考えや環境に適応しないといけません。そのストレスたるや...
あなたの組織で働く人々はこの状況にどれほど適応できているでしょうか。より適応できるために、組織としてサポートすべきポイントはどこでしょうか。改善点を明らかにし適応しようと頑張っている従業員を適切にサポートしていく必要があります。
このnoteでは、組織全体としてこの状況に適応していくために、従業員に声を拾うアンケートのテンプレートをご紹介します。
まずはチェックしてみましょう
□ 組織で働く人々がどんな影響を受ける可能性があるか、正しく把握できていますか？
□ 組織で働く人々の現状を把握し、適切なサポートを実施しようと行動できていますか？
従業員に聞くべき項目
以下の項目をカスタマイズして、アンケートを実施してみましょう。最後の質問以外は、5点満点などで聞くことをおすすめします。
1. 自分のストレスレベルを理解し、コントロールすることができていますか？
2. あなたにはこの危機的な状況の中で、自宅で仕事するのに十分な環境がありますか？
3. この会社では、事業への影響を最小限に抑えるために、適切な措置を講じていると思いますか？
4. あなたのマネージャーは、現在の環境で私のニーズに親身に対応してくれていますか？
5. あなたはこの状況の中でも、チーム・自身の役割や責務を理解して行動することができていますか？
6. あなたのマネージャーと、少なくとも週に1度は自分自身のコンディションについて話すことができましたか？
7. この会社では危機の中で、社内のコミュニケーションについて正しい対応ができていると思いますか？
8. あなたはこの危機の中で、同僚と十分な繋がりを感じられていますか？
9. あなたはこの危機の中で、仕事で起きる問題について躊躇わずに話すことができていますか？
10. 危機的状況の中での会社の対応や行動を他の人に自信を持って伝えられることができますか？
11. 在宅で働くことについて、家族や同居しているパートナーから理解を得られていますか？
12. あなたは労働条件（テレワークや勤務時間、ITツールなど）の変化に対応できていると思いますか？
13. 今のところ足りていないと思うサポートは何かありますか？
最後に
以上の質問を利用することで、従業員から会社の取り組みについて評価してもらえ、適切なサポートやプログラムを用意することができるかと思います。
もし、問題がありそれを放置してしまったとしたら、「仕事にコミットできない従業員」や「会社や同僚との繋がりを感じられない従業員」などが出てきてしまい、最終的には組織全体のパフォーマンスの著しい低下や優秀な社員の退職などの悲劇へ繋がります。
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