見出し画像

『夜の間に』

画像1

『夜の間に』


夜に呼んだ 風を

流すように 去る 風景と

寄り添うように ある 寂しさと


どこからですか

私の

境目は

どうやったら

抜け出せるのだろうか




美しい夢だ

画像2


画像3



明日などという概念を捨てて

夜の道を永遠に歩いていたい

ときどき消える灯りを見届けて

残った街の灯りに紛れて眺めていたい




それは

寂しいから

画像4


画像5





画像6


そうすることが

寂しいから








画像7

また眺めては

撮ってしまう


画像8


画像9






明日など

信じられないというように



(神戸市 鯉川筋/海岸通/旧日本郵船神戸支店 神戸メリケンビル)






この記事が参加している募集

眠れない夜に