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災害とインターネットの関り

昨日はオフィスで仕事をしていましたが、帰宅直後に揺れました。地震、揺れが長かったですね。やっぱりイザとなると、中々何もできないものですね。今回は、揺れだしたのとほぼ同時にスマートフォンの警報が鳴りだしたので、地震である事をアタマで理解するのは早かったと思います。

日本は、いわゆる地震大国ですが、現代は「インターネットが繋がる状態=生命線」だと思います。

私は、2012年に行われた「アジア・パシフィックインターネットガバナンス会議(APrIGF 2012 Tokyo)」に参加した際、幸運にも日本のインターネットの父である慶応義塾大学・村井純先生講演を聴く事が出来ました。印象的だったのは、2011年の東日本大震災発生直後の、世界のインターネットアクセスを可視化し、それを基に災害時に置けるインターネットのチカラを述べていた事です。村井先生は自身の著書「角川インターネット講座1 インターネットの基礎・情報革命を支えるインフラストラクチャー」でも、以下の様に述べています。

『東日本大震災はまた、回線交換方式とパケット交換方式の力の違いをまざまざと見せつける形になった。電話の回線交換は、大きな災害が発生すると、混雑しているかどうかにかかわらず発信規制をかけるようになっている。 通話回線が100回線あったとすれば、 緊急時にはその回線を100の電話番号に割り当て、その100回線はかならず通信できるようにする。 しかし、それ以外の利用者は発信ができなくなる。東日本大震災でも、東京では発信規制が布かれて一般の電話はつながらなかった。一方、パケット交換方式のインターネット電話は、混雑すれば遅くなるものの、 全部つながった。』

つまり、災害発生時にスマホが十分に充電されていないという事は、結構なリスクなんですね。生存確認に一役買いますし、ソーシャルメディア(SNS)に書き込みをする事で自身の状況を発信する事が出来ます。APrIGF 2012 Tokyoでの講演の際も、可視化されたインターネットアクセスのイメージを使い、「スマホがあれば何らかの情報発信が可能なので、寝るときは必ず充電をするように」とおっしゃっておりました。もちろん、私は先生の言う事を聞いて、寝るときは必ずスマホを充電しています。

今回の地震でも被害が出ているようです。日本では、定期的に大地震が発生していることを歴史が証明しています。
現代は、災害時でも役に立つ個人が携帯できるテクノロジー(=スマホ)があるので、イザと言う時に備えて、スマホは常に充電した方がよさそうですね。

※写真は、2011年に東日本大震災発生直後に私がいた成田空港の様子です

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