【書籍紹介】「絶対」価値観。 人事のプロが教える「自分の軸」の見つけ方と使い方
こんばんは。
今日のおススメの書籍です。
===========================
■「絶対」価値観。 人事のプロが教える「自分の軸」の見つけ方と使い方
■梅森 浩一(著)===========================
本書では自分の本音と本心から語った、いわば「これだけ絶対に譲れない」といった価値観を「絶対的価値観」と呼んでいます。
その価値観を認識することで、嫌なことがあったり上手くいかない場合も価値観に立ち返り、ブレズに前進していくことができます。
本書では「自分の価値観」を15パターン準備し、紹介されています。
ぜひこの機会に自分の価値観を把握しておきましょう。
深掘りしていくうちに意外なこだわり(価値観)に出会えそうです。
巻末に「バリュー・ファインダーテスト」へのアクセスコードもあり、実際に価値判断をしてみるといいでしょう。
ちなみに私はこれからやります。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●性格が「生まれ持ってきたもの」に対して、価値観は「生まれ育った環境において徐々に形成されていくもの」と世間で捉えられているのは、これまでもよく目にしてきました。
「なるほどどうか、自分の価値観って幼少期から徐々に形成されてきて今に至るのか・・・・・・」
もしこの仮説が正しいとした場合、自分の価値観は「天から降ってきたかのごとく、ある日突然ひらめいたもの」とは思えなくなります。
つまり、自分の価値観とは「持って生れてきた性格」とはと違い、「これまでのさまざまな経験を通じて徐々に形成されてきたものだ」ということが言えそうです。
そのようにして徐々に形成された価値観たち(複数形です)が、人生のさまざまな場面(例えば就活・転職)において、自分の行動や意思決定に確実に影響を与えてきた、と言えます。
(P30~31 引用)
「価値観」は変わっていく。
逆に言えば「価値観が変わった出来事」が何かあるということ。
そこを辿っていくのも面白いし、また違う気づきも生まれるかなと思います。
●「知識」を絶対価値観とされる方々の中には、いずれアカデミックの世界に戻りたいと思っている人もいるかもしれません。
自分の価値観である「知識欲」は、会社人生の中では満たされないから、という理由です。
しかし、言うまでもなくアカデミックの世界においてもタイパは求められますし、そこでもやはりそれなりの成果が求められます。
ですから何も会社員をやめてまで追求しなくても、いやむしろ二足の草鞋を履きながらの方が、より効率よく自分の知識欲を満たすことだってできるかもしれません。
なんぜもかんでも「ゼロか100か」として行動する必要はないのです。
もしあなたの絶対的価値観にこの「知識欲」があるのなら、前述した社内研修にだって、日々の仕事にだって、あなたの知識欲を満足できるものがきっとあるはずです。
(P99~100 引用)
その価値観を全面に活かすのは「今の仕事では無理だろう」と考えてしまう人もいるかもしれない。
確かに100%活かそうとするのは難しいかもしれない。
でも、仕事のある部分だけ、工程の一部にそのエッセンスを加えるといった観点だったら活用はできそうですね。
0か100かで視野を狭めないようにしたいものです。
●「この国の人だから、こうするにちがいない」といった十把一絡げな物言いは、とりわけ一方的な決めつけとなり、それは「不当な差別」へとつながることが往々にしてありますので、お互いに十分に注意を払いたいものです。
(P123 引用)
部下に対しての考え方で非常に参考になる部分です。
部下のタイプに合わせてコミュニケーションを変化させるのはいいことですが、「このタイプはこうだ」と決めつけないように注意したいものです。
特に外見が似ているからと言って、中身は全然違うというケースは少なくないです。
・16冊目の新刊が7月20日に発売になりました。
「伝え方でいつも得するリーダー なぜか損するリーダー」
・15冊目の新刊が7月7日(金)に発売になりました。
「部下も上司も動かす 武器としての伝え方」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?