【書籍紹介】小さな習慣
こんばんは。
リーダーシップデザイナーの吉田幸弘です。
今日のおススメの書籍です。
=============================■小さな習慣
■スティーヴン・ガイズ (著)
■田口 末和(訳)=============================
継続に勝るものはありません。
そして継続するためには習慣化することです。
習慣は最強のツールとも言われています。
しかし、習慣は口で言うのはやたすいがなかなか、新しく始めたことを習慣化するのは非常に難しいものです。
私自身、数多くのことを始め、数多くのことを途中で投げ出してしまっています。
全く自慢することではありませんが。
習慣化できないのは、実は1日当たりのノルマを大きくしすぎている、欲張ってしまうことに起因しているケースが多いです。
かつて私自身、イタリア語の勉強を始めて初日何と仕事があったのに3時間以上も夜勉強したのです。
翌日は1時間、3日目はゼロでした。
3日坊主にもならなかったのですが、決して極端な事例ではありません。
最初に頑張りすぎると反動が来る
ホメオスタシスという機能があり、イレギュラーなことだと思って元に戻そうとしてしまうのです。
本書はそういった脳の仕組みにも触れながら、小さく習慣化することを推奨しています。
そんな小さな習慣を構築していく方法を具体的に学べます。
この方法なら、続けられるなと個人的にも非常に共感しました。
それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●習慣化が進めば進むほど、それをすることへの抵抗が少なくなり、どんどん自動的におこなうようになるからです。
心理学者のジェレミー・ディーンは、「強い感情を引き起こさないことが、習慣化の利点のひとつ」と言っています。
これは本当です。
何かを始めるときに感じる興奮は、最初は私たちの頼もしい味方です。
ところが、興奮が薄れると手強い敵に変わり、何かが間違っているのでは、と感じさせるようになります。
しかし、このリスクを思い切り引き下げる方法はあります。
最初からモチベーションと感情に頼らなければいいのです。
夢中になるのはすばらしいことですが、その気持ちの高まりは、行動開始の合図ではなく、あくまでもボーナスとみなしておきましょう。
(P73~74 引用)
継続がストップするのは、嫌なことがあったときや体調が悪いときなどです。
なのでモチベーションに頼らないようにしたいですね。
モチベーションが高いときは、何か懸賞に当たったようなものと思うようにします。
●目標設定するときに陥りがちな間違いは、自分のモチベーションやエネルギーレベルがどれほど変わりやすいかを考えに入れないことです。
今の気分や活力が行動を起こすときにも変わらず保たれている、あるいは再び取り戻せると思い込んでいるのです。
(P143 引用)
大きな目標を小さな目標に分割するとき、できる容量をつい大きく見積もってしまいがちです。
もしかするとモチベーションが下がったり、疲れてできない日もあるかもしれない。
だからこそ疲れていてもできる小さな目標にし、バッファを見ておく必要がありますね。
●ハイブリッド版の小さな習慣を選ぶ場合は、最初はいっさい条件をつけないほうがいいでしょう。
そして、週に何回ジムへ行ったかをチェックしてみて、もしジムに行くほうをまったく選んでいないようなら、週に1日は必ずジムに行くという目標から始めるようにします。
あとから週に2日、3日へと回数を増やしていけばいいのですから。
ただし、このステップアップには十分に時間をかけてください。
変化を急いではいけません。
脳はすばやい変化には適応できませんし、そうしようともしないからです。
いずれにしても変化には時間がかかりますから、少しずつ自分をなじませるのが最も理にかなった方法です。
(P148 引用)
これは私自身よく失敗しました。
毎日500メートルのウォーキング目標にしていたけど軽く達成し、4キロを1週間続けられました。
そしてすぐに4キロを目標にしました。
すると、1日だけ目標をクリアしたあと、翌日から2日間雨が続き、そのままやめてしまったのです。
変化を急がない、大事ですね。
16冊目の新刊を上梓しました。
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