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【研究ノート】『なぜアメリカは、イギリスよりも経済大国になったのか』経営史的分析〜その秘密は思考にあった(成功法則)

 18世紀半ばから19世紀にかけて産業革命が起きました。

 蒸気機関の発明によりイギリスが、産業に変革とエネルギー革命、それに伴う社会構造の変革によって産業革命を起こし、世界一の経済大国になりました。

 しかし、その後、第一次世界大戦を経て、アメリカが世界最大になりました。

 どうしてアメリカは、ビジネスに成功したのでしょうか。

 イギリスが衰退し、アメリカが勃興していったのでしょうか。

その理由が、あります。

イギリスとアメリカを比較して論じたいと思います。

イギリスは、イギリス国教会でカトリックの国です。

それに反して、アメリカではピューリタン革命後に現れたプロテスタントの信者が多くいます。

このカトリックとプロテスタントとの違いこそが、イギリスとアメリカの産業革命後にアメリカ経済が勃興し、ビジネスの成功へと導くことになったのです。

マックス・ヴェーバー(Max Weber)の著書に『プロテスタントティズムの倫理と資本主義精神』という有名なものがあります。

この著書で、マックス・ウェーバーは、なぜプロテスタントは、資本主義社会で成功したのかを論じています。

要約すると、カトリックでは聖職者が1番尊いとされ、次に領主が尊く、労働は、身分制度の中では下位にあたります。

イギリスでは、領主となり、地代を得ることを人々は望んでいました。

ですから、君主であるイギリス王家は、今でも領主です。

そして、貴族も領主であり、ナイトの爵位に与えられた者は、称号としてサーと呼ばれます。

ですから、イギリスでは労働することを国民は、望んでいませんでした。

これは、カトリックの仕事感です。

しかし、プロテスタントは自分の仕事は、神から与えられた「天職」であり、仕事に対し忠実に禁欲的に行うことは神に忠実であると考えました。

ですから、プロテスタントは、どうすれば事業を大きく出来るかを考えました。

そして、プロテスタントは、儲けたお金を私的欲望を満たすことに使わずに、事業を更に大きくするために投資し、使いました。

このことをマックス・ヴェーバーは、「禁欲主義」と呼びました。

そのことによって、アメリカはマネジメントが発達し、経営学が生まれました。

そして、アメリカはビジネスで成功していきました。

このことが、今でも、アメリカが経営学研究が先端であり、イギリスにおいての経営学が後発になった理由です。

つまり、仕事に対する考え方、お金儲けに対する考え方の違いがビジネスの成功の分かれ道になったのです。

汗してお金儲けをすることを卑しいと考えるか、あるいは自分の仕事は、神から与えられた『天職』とし、事業で成功することは神に忠実であると考え成功していくかです。

つまり、仕事という一つのことも、考え方や捉え方で、結果が違ってきます。

思考が変われば、行動が変わる、行動が変わるから結果が変わる。

成功したければ、成功する思考をし、それに合わせた行動に変え、成果を出すことです。

どのような思考をするかで、私たちは、自由に自分の人生を飛ぶことが出来るのです。

『人生は、私たちの意のままになるのです。』

あなたも私も、なりたい自分になり、自由な人生を歩めるのです。

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人と組織の専門家

心理分析家、問題解決コンサルタント、起業プロデューサー、自分ブランディングプロデューサー、著者


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