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勉強を習慣化するコツ①~効果的な教材の選び方

こちらの記事で,地頭の良さよりも,勉強の習慣化が大事だと書きました。

では,勉強を習慣化するには,どうすれば良いのでしょうか。
勉強を習慣化するコツについてご紹介します。

今回は、①効果的な教材の選び方についてです。

①効果的な教材の選び方

7割正解できる教材を選ぶ


教材が難しすぎると,間違いが多くなり,
勉強が嫌になってしまう子が多いです。

「これくらいできてほしい」
と親が教材を選んで取り組ませるよりも,
子どもの理解度や正答率に応じて
教材を選ぶようにしましょう。

具体的には,子ども一人で取り組んだとき,
7割くらい正解できる教材が良いでしょう。

4~5割くらいしか正解できない教材だと,
やり直しが多くなり,
苦痛に感じるようになるため,
勉強の習慣が付きづらいです。

大人でも4~5割しか正解できない教材を
「毎日やりなさい」と言われたら
辛いのではないでしょうか。
子どもならなおさらです。

まずは子どもが7割程度正解できる教材に取り組み,
自信や実力が付いてきたら,
もう少し難しい教材に
チャレンジするようにしましょう。

ページ数が多くない教材を選ぶ


問題集のページ数も重要なポイントです。
分厚い問題集だと1冊やり終えるまで
時間がかかってしまうので,
最初はページ数が少なめの教材を
選ぶようにしましょう。
(小学生なら,くもんや学研のドリルなど)

1か月程度で1冊やり切れるページ数の
教材がおすすめです。

※中学生の場合,1か月でやり切れる
ページ数の教材はなかなかないと思います。

そのような場合は,
「1か月でこの範囲を終えよう」
「p.〇〜△までやろう」
というように具体的にページ数や
ゴールを決めましょう。

教材をやり切ったとき,
「1冊やり切った!」という
大きな達成感を味わうことができます。

勉強を習慣化するためには,
このような達成感を子どもに
定期的に味わってもらうことが大切
です。

分厚い問題集だと進み具合がわかりづらいので,
「まだこんなにあるの!?」
「頑張っているのに全然進まない......」
というようにやる気が低下しやすいです。

勉強の習慣が付けば,分厚い問題集にも
難なく取り組めるようになるので,
まずは1か月でやり切れる量の教材を
選ぶのがおすすめです。

子どもに合ったレイアウトの教材を選ぶ

教材のレイアウトにより,学びやすさが変わります
子どもに合ったレイアウトの教材を選ぶと,
格段に学習の習慣が付きやすく
なります。

勉強しづらい教材を使用していると,
なかなかやる気が出ず,
子どもは勉強から遠ざかってしまいます。

例えば,文字がびっしりと詰まっていたり,
絵がたくさんあったり,
情報量が多すぎると,気が散りやすいです。

縦開きの教材がやりやすい子もいれば,
横開きの教材がやりやすい子もいたり,
子どもによっても勉強しやすい
レイアウトが異なる
場合もあります。

子どもと一緒に書店に行き,
色々な教材を見比べて,
「どの教材が勉強しやすそうかな?」
と選んでもらうのも良いでしょう。

また,問題集とノートを分けて
学習するのが苦手
な子もいます。

「うちの子,なかなか学習習慣が付かないんです」
と相談に来られた保護者の方がいました。

問題集に書き込まず,
ノートに答えを書いて勉強していたそうですが,
集中力を欠き,身が入らないようだったので,
問題集をコピーして答えを書きこむ形で
勉強してもらうようにしました。

すると,勉強しやすくなったためか,
1週間ほどで自然と机に向かうようになり,
学習習慣が付きました。

教材のレイアウトや取り組み方を変えるだけで,
学習習慣が付きやすくなる
ので,
ぜひ見直してみてください。

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。
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