いつかどこかでホンモノに会えると信じていた。

いつかどこかでホンモノに会えると信じていた。

僕はずっと、何を考えているかわからない、

と言われ続けてきた。

だからなるべくじぶんのことをはなしたり、

笑ってみたりするようにしたけど、

でも、二度と会えないってことがわかった。

からっぽこそ満ちている状態であり、

満ちているとまた、からっぽが愛しくなる。

ぼくはそういうからくりなのだ。

からくりをホンモノと呼ぶかはあやしいところだけど、

とにかく今はからくりを手入れして、

変な時にポッキリ止まってしまわないようにカタカタ動かすことが、

僕らしい命、というところだろう。

知ってるよ、本当は命が無機質なことくらい、

そしてこういう自分がとっても好きなのさ

生きる。 解釈が交わる世界で、手を取り合いましょう。