私はかわいい。誰に何と言われようと私はかわいい。
私はかわいい。
自分のことを「かわいい」と自負している。
顔面偏差値はおそらく中の上。
張り切って身だしなみを整えると上の下、スッピン寝起きだと中の下だ。
まあ、傍から見たら下の下かもしれない。
でも、私は自分の顔を中の上だと思っている。
私はかわいいのだ。
こんな風に自分のことを「かわいい」と言う奴はなかなかいないだろう。
日本人の癖だ。褒められると謙遜する、日本人独特の癖。
「かわいいね。」って言われても「いやいや、そんなこと無いです…。」って答える。
なぜなのだろう。
わざわざ自分のことを下げる必要無いのでは?
自分のことを下げたって誰も得しないでしょ?
そんなことを思うから、私はいつも「ありがとうございます。」って返す。
せっかく「かわいいね。」って褒めてくれたのだから、素直に受け取る。
私は私のことが大好きだし、自分のちょっと下がりめな困り眉も大好きだ。鼻は高くて綺麗だし、プクッとした唇はセクシーで自慢だ。
他者から見たら普通の顔だし、悪口で「ブス」って言われることもあったけど、私は私の顔が大好きだ。
「ブス」っていう表現は他者から見た指標にすぎないし、私が「かわいい」と言ったら、それは私にとって「かわいい」以外の何ものでも無いのだ。
だから私は毎日、その自分のかわいさを引き立てる努力をする。
自分にあったメイクを練習して、似合う服装を研究する。
服装にあったネイルを施し、素敵なヘアアクセサリーをつける。
そうすることによって私史上最高の「かわいい」を引き出すことができる。
それが嬉しくてしょうがない。
誰かから見た「かわいい」とか「ブス」とかではなく、私から見た「かわいい」を表現するのだ。
だから私は、日本人の謙遜する風潮が嫌い。
私はかわいいし、誰に何と言われようと私がかわいいことに代わりはないのだ。
私はかわいい。
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