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「視点」「視野」をどこに置くか


SWの経験をふりかえる時、後輩から相談を受ける時にチェックする一つ
◆「視点」「視野」がどこにあるのか
SWとしてだけではなく、身近なことや世間の出来事の捉え方にしても、大切ではないかと思うことです。

目の前のことに目を向ける

目の前の仕事、出来事、やらなければならないことに、誠実に一生懸命に取り組む。新人の頃は特に求められるし、基本でもある。

目の前の出来事にしっかり目を向けるからこそ、自分の価値観で真剣に判断しようとする。「何故なのか」「どうしたらいいか」そんな問いに、「おそらくこうだろう」「こうした方がいい」と自分の考えを持つ。

まず、主観的に物事をとらえるのは誰もが同じ。

視点を変える

主観的捉え方は不十分と学ぶから、客観的に多面的に捉えようとする。
第三者の情報も大事で、価値観の違いや役割の違いで視点も変わる。
自分にない視点に気付かされる経験を積み重ねていく。自分目線ではなく、違う立場の目線で捉えられるようになる。短所と思われていることが、視点を変えると個性だったり長所になる事も知っていく。

俯瞰する

違う立場、違う価値観、客観的、多面的、立体的に出来事を捉える経験しながら学ぶと同時に、主観的な捉え方も含めて、俯瞰して自分の思考、態度、行動を観察することを意識できるようになっていく。
同時に、視野の広がりを意識できるようになる。

全体像をとらえる

直接的関係のある人や制度や機関の繋がりは、経験と共に様々な事情がそれぞれありながら成り立っていることがわかっていく。

それに加え、間接的な人、制度、機関などの成り立ちや、国の現状を歴史や今後の計画を知ることで、目の前の出来事の捉え方が変わってくる。
視点や視野、時間軸で捉え方が広がり、全体像が見えてくると、今起きている事がよく見えてくる。

よく見えると、思考整理しやすくなり、選択や行動を考えやすくなる。

主観的にしか見れない頃は、先輩や役職者のことを批判的に見てしまう傾向も生じやすい。「ちゃんと仕事してるの?」と思う時期があるかもしれない。
緊急度と重要度のマトリクスを理解して整理して計画的に行動できるか、これは課題になっている事が多い。緊急度が高いことを優先しすぎて、重要度が後回しになる事が、世の中の常のような気がしている。

地球に生きる人類として捉える

専門職としての捉え方を意識して研鑽して、ある時気づく。
仕事として、専門職として、それだけでいいのか?
それって、結局のところ専門に囚われた視野にすぎないのでは。
「生活者」とか「個人の尊厳」とか学んだことだけど、もっと根本的なことにも目を向けることが大事かも・・と。

いいとか、悪いとかは分からないし、捉え方はそれぞれだけど、僕の場合はここまで来たとき50代になっていた。

お返しする人生へシフト

先日、人生も命もすべて「レンタル」という記事を書いた。
「お返しする人生へ」シフトを意識できるくらい、視野が広がり深める事ができてきたのかもしれない。


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