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外でごはんを食べるということ

私は外食が好きだ。
近所のパスタ屋さんでもお蕎麦屋さんでも
誰かが作ってくれる食事は美味しいし、嬉しい。

平日はランチを楽しみに出勤したし
育休が明けて、職場復帰したときも
両手で好きなものをお店で食べられる、
それだけで復帰の価値があると思った。

コロナ禍の中、
テイクアウトやデリバリーでは
満たされないことが分かった外食欲。

やっぱり、心地よいサービスと
整ったテーブル空間の中で
ちゃんと化粧をし、おしゃれをして
食事を楽しみたい。

向かい合ってはいけない
同じ皿をつついてはいけない
大声でしゃべってはいけない
長居をしてはいけない
きちんと対策をとっている店しか行かない
客席間の狭い店は行かない
換気の悪い店には行かない
ビュッフェもだめ

本当は

狭くてぎゅうぎゅうで
煙モクモクのホルモン屋さんに行きたいし
みんなで火鍋をつつきたいし
朝まで居酒屋でゲラゲラ飲み明かしたい。
旅行の楽しみは朝ごはんのビュッフェだ。

一方で全然気にしない店も人もいるだろう。
外食だって、旅行だって
実は気にせず楽しんだもの勝ちなのでは、
と思わなくもない。

でも家族や仕事
守るものがある人はそうはいかない。
万全の準備をして安全を確認して
貴重な機会を作るしかない。

最近は焼き肉やお寿司、
所謂ハレの日のお店が人気で
実は予約が取れないも結構ある。
外食は、誕生日とか結婚記念日とか
特別な日のものになっている。

少し値段は高くても
広々としたテーブルで
清潔な空間で
お祝いや誕生日の人だらけ。
ハッピーな人だらけ。
今日は特別!楽しもう!
そんなモチベーションの高い
外食シーンが増えるのは少し楽しい。

貴重な機会だからこそ
絶対美味しいお店に行きたいし
サービスで嫌な思いはしたくない。

増えすぎてしまった飲食店や商業施設が
これから本当に必要とされるものだけに
淘汰されていくのだろう。
いままで働き手が足りなかった飲食店も
状況は変わっていくだろう。

レストランもショッピングセンターも
絶対無くならない。
だって街に出るのは楽しいから。

このピンチを機に
選ばれる場所、選びたいお店が増えることを
外食好きとしては願っている。

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