チルチルは言った。
「幸せになりたい。」
チルチルに続けて、ミチルも言った。
「だったら、こんなところにいないで、幸せの青い鳥を探しに行こう。」
さらに、ミチテルも言った。
「今すぐ探しに行こう。」

三人は、家を出た。

三人の目の前を、たくさんの青い鳥が飛んで行った。

「たくさんいるねーーー」とチルチル。
「大きさや形も違うんだねーーー」とミチル。
「どれをつかまえよう？」とミチテル。

チルチルは、高い樹に上っているところを大工の頭領に見込まれて、大工になった。

ミチルは、走り回って捕まえようとしていたら、すてきなカウボーイとぶつかって恋に落ちた。

ミチテルは、鳥の飛ぶ速さや距離を計算していたら、数学者になれた。

「青い鳥に近づくことが大切だ。」と三人は言った。

（お礼とお願い）
shizuku_compassさん、素敵なイラストをありがとうございました。前向きになれました。

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